アルバニア旅行 2日目:世界遺産「石の町」ジロカストラ観光

アルバニア

前日、アルバニア南部のサランダに着きましたが、今日はそこから日帰りでジロカストラまで足を延ばします。

 

サランダのバス停で、ティラナとのあまりの違いに戸惑う

 

前日、早く寝たので、6:30に気持ちよく目が覚めました。海が明るくなるのを見ながら、昨日スーパーで買ったリンゴを朝ごはんにしつつ、バス停に向かいます。

 

サランダの街自体は非常に小さな街なので、迷うようなこともなく、前日、バスで着いていたこともあって、バス停自体↓はすぐ分かりました

 

 

が、バス停の仕組みが良く分かりません。

ティラナのように大声で行先を怒鳴る人はおらず、ミニバスが2台だけぽつんと並び、その周りには明らかにバスの出発を待つ人たちがいる。でも、バスに行先は表示されておらず、何時に出るのかも不明。

 

そういうときは聞くしかありません。

ミニバスを指さして「ジロカストラ?」と聞けば、当然こちらの言いたいことは分かってもらえるのですが、どういうわけか、あっちだこっちだと、何人かにたらい回し。みんな親切に答えようとしてくれるのですが、なぜか誰も正解を知らない。ギリシャ行きツアー会社のカウンターに連れて行かれたりしながら、結局元のバス停に戻って来て、やっと正しい人にたどり着きました、ミニバスのドライバー。ってか、さっき私が聞いたとき、あなたはどこに行っていたのか。

 

ともかく、ジロカストラ行きは8:00発のBerat行きに乗って途中で降ろしてもらうのが一番早いということになりました。

バス停周辺には、一部バス会社の時刻表がこんな感じ↓でおいてありますが、一応、ちゃんとこの通りにバスは出ているようです。

 

加えて、別のバス会社からはサランダ→ティラナ間が1日8本ずつ出ています。これもジロカストラで降ろしてくれます。

 

アルバニアのいろは坂を通ってジロカストラへ向かう

 

無事、8時のバスに乗ります。

サランダからジロカストラまでの距離は55kmくらいなのですが、途中、舗装の無いいろは坂のような、急カーブの激しい山道を通るので、1時間半くらいかかります。

「55kmで1時間半だったら普通じゃね?」と、日本の感覚に慣れている方は思われるかも知れませんが、前日、ティラナからサランダまで300km弱の距離を休憩除くと5時間程度でぶっ飛ばして来たことを考えると、これがいかに遅いかが分かって頂けるかと思います。

 

道中はほぼガタガタ山道。車は揺れますが、ボーっと景色を眺めるにはいい塩梅です。

途中、The Blue Eyeと呼ばれる景勝地もあるので、次回は是非ここにも行ってみたいです。この旅行のときは、なんと、The Blue Eyeのことを知らずに帰って来てしまったので!非常に美しいところらしいです。旅のルートは徹底的に調べる私としたことが。抜かりました。

 

Rruga Gjirokaster – Janineに出ると、舗装された道幅の広い一本道になるので、これまでのガタガタが嘘のように大抵のバスはぶっ飛ばします。ここまで来ると、距離的にはこれで約半分ですが、時間的にはジロカストラまでは20分くらい。同じ距離の山道を1時間かけてガタガタ来てたことを考えると、車が走るのに舗装って大事なんだなということが良く分かります。

 

ジロカストラのバス停は分かり易いものは何もありません。Google Mapの位置で言うと、(40.0843180、20.1439580)のガソリンスタンドが、実質バスターミナルの役割を果たしています。サランダ方面から着いた場合は、道路を挟んで反対側にあるガソリンスタンド(40.0844169、20.1439647)で降ろしてくれます。

 

運動不足に坂道ってキツイ

 

ガソリンスタンドからジロカストラの観光の中心までは1~2㎞あります。

私は旅行中は平均して1日10kmくらい、日によっては20kmくらい歩くときもあるので、初日だし元気だし歩こう!と歩き出しました。

ここで私が大きく見落としていたものがあります。平面地図から分からないもの、それは傾斜です。

 

ガソリンスタンド横のBulevardi 18 Shtatoriをまっすぐ歩いて来たところまでは良かったのですが、そこから小道に入ってジロカストラ城に向かうにつれ、どんどん坂道がきつくなってきて、、、歩いて来たことを後悔しました。

 

考えてみれば、ジロカストラは「千の窓の町」ベラトと合わせて、画一的な住宅が山肌を埋め尽くすように並んでいる光景が世界遺産にもなっている街。そうなるためには、山肌に沿って住宅が建てられているはずで、当然坂道もあるはずなんですが、、、浅はかなので、そこまで考えが至りませんでした。

 

実際、ジロカストラの山肌には、昔の様式を残す沢山の住宅が、現在ではゲストハウスとして泊まれるようになっていますが、個人的にはスーツケース持ってここまでたどり着ける気がしないので、の割にタクシーもあまり見かけなかったので、みなさんどうしてるのかなぁと疑問です。

 

それはともかく、へろへろになりながら、ジロカストラ城に着きました。

私は初めて来た場所では、最初にこういう高いところに行って全体を見渡すのが好きです。

 

ジロカストラ城は、小高い丘の上に建てられた城塞で、城壁自体は3世紀に築かれたものの、現在まで残る建物のほとんどはオスマン帝国時代の17~18世紀に建てられています。現在の城は石造りの城壁に加え、要塞部分が残っており、一部は兵器博物館になっています。城内には、実際に過去にここで使われた大砲が大量に残されており、ジロカストラの戦乱の歴史が偲ばれます。

 

朽ち方↓がちょっとラピュタっぽいと思うのは私だけでしょうか?

 

変わったところでは、ジロカストラ城の中に1台の戦闘機があります。これは、冷戦時代にアメリカ軍の戦闘機が機体トラブルのためここに不時着し、そのまま残されたそうです。

 

ジロカストラ城に至るすぐ前の通りは、バザールになっていて、オスマン帝国時代の建物の町並みが残っています。今はほとんどが土産物屋か飲食店です。

私が行ったときは、4月という微妙な時期だったせいか、それほど店も出ておらず、賑やかでもありませんでした。

 

「石の町」の石造りの家たち

 

ジロカストラは「石の町」と呼ばれる通り、昔の石造りの家がたくさん残っています。古い物は17世紀ですが、現在まで残る石の家の大部分は19世紀に建てられています。ジロカストラ全体で200以上の家が、文化財登録されているそうです。

 

観光客にも人気の高いのが、Skenduli HouseとZekate House。どちらも入場料は200 Lekとジロカストラ城と同じです。

 

こちら↓はZekate House。

 

Skenduli Houseの方は、オーナーさんがイタリア語が大部分を占める英語でガイドしてくれますオスマン帝国時代の家の構造や、トイレの使いかたとか、他のどの部屋がどんな用途で使われていたのかといった、当時の生活習慣を教えてくれるので非常に面白いです。

 

Zekate Houseの方もガイドしてくれそうな勢いですが、生憎、オーナーさんは英語が分からず、こちらはアルバニア語が分からないため、諦めます。

 

ジロカストラでもう一つ見ておきたかったのはEthnographic Museum(民俗学博物館)。これは、アルバニアの独裁者ホジャの生家を博物館にしたものです。受付で入場料を払う際、お姉さんにお願いすると館内を案内してくれ、ホジャの生涯についても説明してくれます

質問すると色々教えてくれるので、アルバニアの近現代史とホジャの生涯について、簡単にでも頭に入れた上で来ると、楽しいと思います。

 

こじんまりして見えますが、中は結構広い、ホジャの生家↓です。

 

さて、この時点で時刻は1時を回ったあたり。石造りの家ばかり何軒も見ても仕方ないので、ブラブラと坂を下りながら、バス停に戻ることにします。

 

石で出来た塀に囲われた石で出来た道↓を、のんびり散歩しながら降りて行きます。

 

帰りのバスを待っていたらライアン・ゴズリングに会う

 

さて、1時過ぎなんてまだ早い時間に私がバス停に戻ろうとしているのは、ひとえに遅くなるとサランダ行きのバスがなくなるという切実な事情があります。

 

前日、私が乗ったミニバスはちょうど2:30頃にジロカストラを通りましたが、ミニバスは客がいればここまで来るけれども、いないときは来ません。調べた限りでは、サランダ行き大型バスの定時の最終が2:30になっていたので、その辺が目安だろうと思って帰ることにしたのです。

 

バス停では、ジロカストラ発サランダ行きというミニバスは無いと聞かされます。

そっかー、じゃぁ、仕方ないなー、というわけで、何をするかと言えば、ずっと大通りで「Sarande」というプレートを揚げたバスが来るのを待ち構えているしかありません。ミニバスは降りる人がいないときは、すごい勢いで通過していってしまうので、乗りたいときは、手を挙げてバスを停めるしかないのです。

 

ずっとリンゴをかじりながら、大通りに向かって仁王立ちしている東洋人は、現地の人の目にはどう見えていたのか聞いてみたいところです。

なお、私がリンゴしか食べてないのは、ずっとお腹を壊しているからです。

 

もっと簡単な方法ないのかと思ったのですが、バス停で教えてくれた人の教えはこういうやり方でしたし、同じくジロカストラで乗ってサランダで降りたジロカストラ大学の学生も同じことをやっていましたので、これ以外の方法は無いようです。

 

ジロカストラ大学の学生は、私がバスを待って待ち構えていると、同じことをやろうとしていることに気づいたのか、声をかけてきてくれ、サランダまで一緒することになりました。

ライアン・ゴズリングに似たイケメンでしたが、とてもシャイで全く押しの無い青年でした。あんまり英語が得意でないというのも関係していたかも知れません。彼はベラトの出身で、普段はジロカストラ大学で学生をしていて、週3くらい大学に通い、サランダのあるホテルのシェフ長に気に入られていて住む場所を提供してもらっていると言っていました。この短い紹介文の中だけでも、ツッコミたいことはたくさんあったのですが、初対面なので節度は守っておきました。彼の拙い英語で語られる話を聞いていたおかげで、帰りは全く退屈しなかったです。

 

学生はサランダでお茶に誘ってくれたのですが、残念ながら、前日に引き続き、お腹の調子が全く良くなっていないので、イケメンとのランデブーはお断りし、早々にホテルに引き上げました。

 

なお、何日か経って気づいたのですが、アルバニアの若い男性は、ちょっと浅黒いマッチョ系か、彼のような細身で色白のライアン・ゴズリングに似た系統の顔だちのイケメンに二極化しているようです。

 

明日は、今回の旅の最大の目的地でもある、ブトリントに向かいます。

 

※この記事の通り、私の旅行ルートは、ティラナからサランダに向かい、サランダを拠点にジロカストラに日帰りで足を延ばしています。一方、「アルバニア旅行のおススメルート」では、ティラナからジロカストラに泊まってジロカストラ観光をしてからサランダに向かうルートをおススメしています。

これは、単に旅行中、私がジロカストラに泊まることに思い至らなかっただけで、ルートを考えるとそちらの方が効率が良さそうだと思ったので、「アルバニア旅行のおススメルート」ではそちらをおススメしています。

ただ、この記事の通り、サランダを拠点にジロカストラに日帰りすることも可能ですので、お好みでお好きな方で計画して頂いたら良いかと思います。

 

※実際の旅行日は2018/4/10(火)です。記載した内容は、特に断りがない限り、全て旅行日の見聞に基づきます。

 

 

 

コメント

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