アルバニア旅行 3日目:世界遺産「ブトリント」

アルバニア

アルバニア旅行3日目の今日は、一番楽しみにしていた、世界遺産「ブトリント」に向かいます。私は、ここは、今まで行ったことのある、どのローマ遺跡よりも気に入りました。

 

ブトリントへはローカルバスで

 

今日はまずホテルをチェックアウトします。が、例によって、ホテルのレセプションには誰もいません。言われた通りに、オーナーさんの携帯番号に電話をすると、明らかに寝起きと思われる、でもなんとか対応しようという心意気の感じられる声で対応してくれました。起こしてごめんなさい。でも、もう8時だったんですが、、、

オーナーさんより早起きと思われる、オーナーのお父さんがやってきて、支払いを済ませ、荷物を預かってもらいました。

 

サランダの街からブトリントへは路線バスを使って行きます。市内中心部のバス停は、シナゴーグ遺跡の向かいにあります。

バス停の場所、時間等の詳細は、過去の記事にも書いてますので、こちらをご覧ください。

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バスに乗ってしばらくすると、車掌さんが来て料金を払います。ブトリントに行きたいと言うと、100 Lekと言われます。行先によって値段が違うのか、終点まで同一料金なのかは分かりません。

 

なお、ここで来るバスは、今まで乗っていたミニバスではなく、東京などでも見るような、一般的な路線バスです。使い込まれた車に詰め込まれるミニバスに比べ、まだ新しい広々とした社内にゆったり座れるので、こういうバスもあるのかとびっくりします。

 

サランダからブトリントまでは、バスで40分くらい。途中は美しい海も見え、前日のジロカストラ行きの山道とはまた異なるのどかな景色にうれしくなってしまいます。

 

ブトリントはバスの終点なので迷うことはありません。

遺跡の目の前に降ろしてくれるので、そこから遺跡の入り口に向かいます。

 

遺跡マニアには垂涎もののローマ遺跡

 

ブトリントの遺跡は外からは見えません。外から見えるのは森だけで、こんなところに遺跡があるのか?と思いながら、入り口で料金を払い、中に入ります。

 

入り口すぐには「これだけ?」と言いたくなる塔がぽつーんと建っており、期待値は高まりますが、気分は盛り上がりません。

 

とにかく中に進むと、突然森が開け、目の前にはほどよく朽ちた遺跡が広がります。ローマ遺跡ならどこにでもある円形劇場を中心に、聖域の神殿跡が残ります。

 

いや、ホント、「気分が盛り上がらない」なんて言ってすみませんでした。この遺跡の朽ち方といい、鬱蒼とした森に突然遺跡が広がる探検気分といい、私の大好物物件です。アドレナリン全開です。いや、全壊か。

 

ローマ遺跡入門円形劇場↓。比較的小さめですが、街のサイズを考えるとこのくらいでしょうか。

 

洗礼堂跡もあります。これは、6世紀頃のものだそうです。

 

大聖堂跡↓かなり大きな建物だったことが伺えます。

 

The Lion Gateと呼ばれる、ライオンの彫り物の入った場所。名前の通り、この下をくぐると要塞内に入れます。

 

この遺跡がある場所全体が、島のように切り離され、城壁に囲まれた要塞になっていますが、島の一番の高台にある建物は、現在では博物館になっていて、ここで発掘された土器などを展示しています。

 

私が一番気に入ったのは、円形劇場と聖域のエリアです。円形劇場に腰かけて、30分くらいボーっとしながら、古代に思いを馳せていました。

 

ブトリントの成立ははっきりしていません。古代ローマの詩人ヴェルギリウスの叙事詩「アエネイス」によれば、トロイア陥落後ここに逃れてきたトロイア王の息子ヘレノスによって作られた町だとされています。

この話の信憑性は不明ですが、紀元前8世紀には人が住んでいたことが分かっており、紀元前167年にローマの支配下に置かれました。ローマ式円形劇場や聖域はこの頃の建設です。

 

6世紀頃はビザンツ帝国の支配下にあり、洗礼堂や大聖堂はこのころに建てられたもの、その後、13世紀にビザンツ帝国が崩壊すると、各国の争いに巻き込まれ、領有者が次々と変わるにつれ、町自体も廃れていきました。

 

1926年に最初の発掘調査が行われたときには、この付近には居住者はほとんどおらず、遺跡は生い茂る植物に隠された状態だったそうです。1992年に世界遺産に登録されました。

 

現在でもこの地域に住む人は少なく、アルバニアという国自体が観光にはまだまだマイナーな国であるためか、観光客も少なく、この素晴らしい遺跡を独り占めしている錯覚を味わえます。私がこの地を訪れたときは、他の観光客は4人(2人×2組)しか見かけなかったです。

 

今、こうして、観光したときのことを思い返しながら書いていても興奮で鼻血が出そうになるくらい、個人的には気に入った遺跡で、ここは絶対に再訪したいと思っています。

 

遺跡対岸にある謎の城

 

さて、ブトリントの遺跡から、海を挟んで対岸に中世の城っぽいものが建っています。事前情報は何もなく、なんだか分かりませんが、折角ここまで来たので、自分の目で確かめることにします。

 

対岸に渡るには、巨大な筏のようなものの上に乗って、対岸から巨大なロープを巻き取って手繰り寄せてもらうことで渡ります。筏と言っても、車が4台までは乗れるサイズの巨大なもので、ロープは糸ではなくワイヤーです。

 

「後でまた対岸に戻るのか」と聞かれたのでそうだと答えると、料金は戻るときで良いと言われました。人間は一人片道75  Lekです。

 

この城は結局なんだか分かりませんでした。Google Mapでは「Venecian Triangle Castle」と表示されていて、実際そういう看板も出ているのですが、門は固く閉ざされていて、中に入ることは出来ません。庭までは外から見え、特に何か見るべきものがあるというわけでもなさそうですが、この城がなんなのか、ブトリント遺跡との関係はなんなのか、由来が知りたかったです。

残念ながら、未だに謎は解けていません。

 

ただ、こんなかなり古い城が、自然に景色の中に溶け込んでいて、地元の人は何も疑問に思わず普通に近くを通り過ぎていくのを見て、なんて贅沢な環境なんだろうと思いました。

 

城付近では、結構車も通り、少し離れたところの小さな村も見えるのですが、歩くとかなりの距離がありそうなので、さすがに止めておきました。

 

方角的に、Shendelliと呼ばれる、現在地から2.5kmくらい行ったところにある村↓。高台に見える尖塔は、村の教会だと思われます。この辺りを丸一日かけてのんびり散歩しても気持ち良さそうでした。

 

遺跡の近くに「Livia」というホテルがあるので、そこで一休みします。ここは、恐らく、ブトリント遺跡周辺では唯一のホテルで、ここに泊まるのは遺跡が目的の人だけだと思います。ホテル自体は小ぎれいだったので、ここに泊まって、遺跡に入り浸っても良いかも知れません。

 

サランダ方面から来たバスが、そのままブトリントで折り返すので、バスに乗ってサランダに戻ります。

 

サランダで一番(かどうか本当は分からないけど)おススメしたいホテル

 

今日は予定を変更してサランダ滞在を一泊延ばしていました。どうせなら違うホテルに泊まってみようと思い、急きょ別のホテルを予約したので、ホテルを移動します。

 

今日のホテルはKristina Suites

 

これ↓がホテルの部屋と、窓から見える光景です。いかがでしょう!?

 

恐らく、4月という中途半端な時期だったため、ここも私以外にお客さんがいなかったのではないかと思われますが、一番上の階の一番良い部屋を割り当ててくれたのだと思います。ベランダからは海を一望でき、この光景が見れるだけでもこのホテルはおススメです!朝、目が覚めて、ベランダから海がスコーンと広がるのを見るのは本当に感動しました。

 

あと、部屋が非常に広く、水回りも含めて全てが新しく、清潔感ある部屋でした。ここはホントにもう一度泊まりたいです。

 

困ったのは、結局、このホテルのレセプションがどこにあるのかは最後まで分からなかったこと、くらいですかね。私がこのホテルに着いたとき、後ろからおじいさんが入ってきて、びっくりしていたら、ホテルのオーナーさんで、鍵を渡してくれて、部屋の説明をしてくれました。私が何時に着くか分からなかったので、近くのカフェでずっと見張っていたそうです。これも、私がBooking.com経由のメールに気づかなかったからなんですけど。。。ごめんなさい。

 

この後、サランダの海岸沿いを散歩し、少し、お腹の調子が戻って来たので、固形物が食べたいとレストランに入り、「リゾットくらいなら、おかゆ感覚で食べられるかな」と注文したのですが、何も考えずに「シーフードリゾット」を注文するという間違いを犯しました。

治りかけのお腹にシーフード。明らかに間違っています。完食してしまったため、案の定、お腹は振り出しに戻り、今日も大人しくホテルで寝ることにしました。

 

 

思いがけずステキなホテルにあたったので、後ろ髪引かれる想いですが、明日はフィエリに移動し、アポロニア観光に行く予定です。

 

※実際の旅行日は2018/4/11(水)です。記載した内容は、特に断りがない限り、全て旅行日の見聞に基づきます。

 

 

 

コメント

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