アルバニアには2つの世界遺産があります。
一つが3日目に行ったローマ遺跡「ブトリント」、もう一つが2日目に行った「ジロカストラ」と、今日これから行く「ベラト」を合わせた「ベラトとジロカストラの歴史地区」です。
フィエリのバス停を探して彷徨わないために
というわけで、まずはフィエリからベラトに向かいます。
いきなり余談ですが、旅行5日目にして初めてホテルで朝食が付きました。というか、私は朝食は普段食べないので、選択肢があるときはオプションから外していたのですが、ここはHotels.com経由で予約したら外すオプションがありませんでした。
前日、アルデニツァ修道院で見かけたイタリア人ツアー客と朝食の時間が完全に被ってしまい、もともと朝食のメニューがそれほどなかったというのもありますが、朝食あってもなくても同じだったんじゃないかというくらい、食べるものが何もない朝食でした。こんなこと言って怒られそうですが。
まぁ、普段から朝食は食べないので問題はありません。
さて、チェックアウトも済ませ、昨日のタクシーのドライバーさんを探します。前日と同じコート、分かり易い後頭部のハゲと、簡単に見つけることが出来ました。
ドライバーさんにお願いして、ベラト方面行のミニバスが出る場所まで連れて行ってもらいます。
この場所、本当に分かりにくく、ホテルの人に聞いても、道行く人に聞いても誰も知らないです。恐らく、タクシーやバスの運転手を筆頭に、ベラト方面に行く仕事のある人しか知らないと思います。Google Mapにも何も出ていないし、道にも何も目印はないし、フィエリにはツーリスト・インフォメーションがありません。お手上げです。
場所の詳細は別記事に記載しましたので、そちら↓をご覧ください。
私の出会ったドライバーさんの親切を、アルバニアに行くことを計画している全ての人に共有したいです。

ここまで来てミニバスに乗ってしまえば、ベラトまでは1時間半です。
ベラトのバスターミナルは街はずれにあるので、着いたら路線バスに乗って中心部まで向かいます。
ベラトのホテルも綺麗で快適で安くて良かった
中心部に着いたら、まずホテルに荷物を置きに行きます。
今日のホテルは「Hotel Rezidenca Desaret」です。なんとなく写真が綺麗だったからという適当な理由で選んだのですが、実際、清潔で快適なホテルでした。コスパも最高です。後述しますが、朝ごはんが最強でした。
難点を言うと、私が降りたバス停からは全く遠くないのですが、急傾斜で、スーツケース持ってホテルまで行くのがきつかったくらいでしょうか。
最も、ベラトは高台の上に城を構え、中腹に民家・ホテルが点在する構造となっているため、全体的に坂道はきついです。ジロカストラと同じつくりです。
ベラト城内にもゲストハウスが複数ありますが、これは歩けないなーと思ったキツさでした。
全く関係ありませんが、私がBeratに着いてから、FacebookにAirbnbの宣伝が頻繁に出るようになったのですが、そのうちの一軒が、「シェアルーム、ベッド1台、12人」というものでした。ベッド1台で12人をどうやって収容するのか、気になって仕方ありませんでしたが、私のような好奇心に負ける手合いを呼び込もうとする新手の宣伝かと思ったので、追及していません。ゴリツァ地区にあるようですので、気になる方、行ってみてください。
ベラト城内散策
さて、どんなに坂道がきつかろうと、ここまで来たら上らないという選択肢はもちろん無いので、ベラト城まで散歩しながらゆっくり上って行きます。
この時点で11:30頃でしたが、今日は何もなかったとは言え、朝ご飯を食べたので、お昼はいりません。私はだいたい一日2食で事足ります。旅行の楽しみが食事だという人には2食しか食べられないなんて!と思われるかも知れませんが、残念ながら、アルバニアは1日1食でも3食でも、あまり食事が楽しめる場所ではありません。アルバニア観光協会の人に怒られますかね。
気を取り直して、まず目に入るのは国立民族学博物館。
内容はジロカストラでも見た石造りの家に昔の生活用品が展示されており、正直、ジロカストラのZekate HouseやSkenduli Houseを見ていると、特に真新しいものはないです。ただ、それも入ってみないと分かりませんし、ジロカストラとベラトで結構離れているのに、同じような家に住み、同じような生活習慣を持っていたんだな、ということは分かります。
そのまま大きな通りを道なりに城方面に向かって登っていくのですが、、、キツイ。これはただの運動不足だと思います。
城壁の入り口(写真の右下)で城壁内に入るための料金を払います。100 Lekとずいぶん安い上に、時間外(8:00-19:00以外)でも中に入ることができ、しかもその場合は無料のようです。
まぁ、城壁内に住んでいる人もゲストハウスに泊まりに来た人もいますしね。
ベラト城は現在、いわゆる「城」にあたる本丸部分は残っておらず、城塞都市と城壁、そして城にまつわって建てられた教会などの建物が残されている状態です。
城壁内は民家が並び、多くの人が普通に生活しています。城内にいることが分からなくなるくらい、広く、普通の街のようです。
城内にはたくさんの教会やモスクがありますが、一番有名なのは聖三位一体教会でしょうか。正教会を思わせるこじんまりとした建物がかわいらしく、周りの景色と合わせて写真映えするためか、これが一番写真に撮られている気がします。
残念ながら、中には入れません。
城塞だったので、城壁は一面に残っており、眺めも素晴らしいです。
城南端から見えるオスム川とゴリツァ地区。ジオラマのようです。
この光景が見える城南端はあまり人が来ませんが、ゴリツァ地区をこんな角度で見えるのは、この場所からだけ、という穴場です。
ゴリツァ地区とオスム川を挟んで対岸にあたるマンガレム地区。昼は白い壁・茶色い屋根の画一的な家が立ち並ぶ中に、「千の窓の町」と言われるほどの沢山の窓が目に入ります。
同じ場所を夜見るとこう↓なります。ライトの加減か、夜の方がカラフルです。
アルバニア料理レストランで夕食を
歩き回って疲れたので、夕食にします。
お腹も治ってきたので、Googleで183口コミあって、4.9という驚異的な評価がついている「Home-Made Food “Lili”」というところにターゲットを絞りますが、なんと「今日は休み」と言われました。近くに同じような名前のレストランが何軒かあり、パチもんが出来ているところに評価の高さを伺い知ることができますが、私の他にも地元の人と思しき人がすごすごと引き上げていましたので、別のところを探すとします。
この評価4.9はどんなところなのか、非常に気になるので、行ったことがある人がいれば聞いてみたいです。
大通りに面したアルバニア料理のレストラン「WilDor」に入ります。私が行ったときは18時少し前と早かったので、全然お客さんがいませんでしたが、雰囲気が良く、英語も通じ、店員さんもとても感じが良かったです。
肝心のお味の方は、味付けの濃さは良かったのですが、脂が多く、途中で飽きてきてしまいました。
まぁ、私は一人旅なので、一人旅の最大の弱点は一度に複数の料理を頼めないことにありますので、何人かで来て他のも含めてシェアしながら食べれたら、また違った感想を持ったかも知れません。
ホテルに戻ると、学生らしき一団がレストランでパーティをやっていました。音楽は騒がしいですが、学生は結構出来上がっていて、椅子に寝ている人や、端の方でまったりしている人もいます。このパーティの趣旨が謎です。
部屋に入ってしまうと、窓を開けてもあまり気にならなかったので、今日はそのまま寝ることにしました。
明日は5日ぶりに首都ティラナに戻ります。
※実際の旅行日は2018/4/13(金)です。記載した内容は、特に断りがない限り、全て旅行日の見聞に基づきます。





コメント
[…] アルバニア旅行 5日目:ベラト観光 […]
[…] アルバニア旅行 5日目:ベラト観光アルバニアには2つの世界遺産があります。 一つが3日目に行ったローマ遺跡「ブトリント」、もう一つが2日目に行った「ジロカストラ」と、今日これ […]
[…] アルバニア旅行 5日目:ベラト観光アルバニアには2つの世界遺産があります。 一つが3日目に行ったローマ遺跡「ブトリント」、もう一つが2日目に行った「ジロカストラ」と、今日これ […]