昨日からティラナに着いてますが、この首都自体はあまり見るものがないので、日帰りでスカンデルベグが死守したクルヤまで行くことにします。
ティラナからクルヤへもバスで
クルヤはティラナから北に47km行ったところにあり、気軽に日帰り旅行できる場所とあって、私が行ったとき、バスは結構混んでいました。
クルヤ行きのバスは、前日ベラトから着いた南部方面専用バスターミナルとは異なる、北部行き専用のバスターミナルがあり、そこから出ます。こちらの方↓が市内中心部には近いです。
クルヤ観光は、クルヤ市政府がそれなりに力の入ったサイトを公開しているので、こちらがおススメです。
ただ、このサイト、どういうわけか、McAfeeのサイトチェッカーにブロックされたり、つい最近は数か月間落ちていたこともありました。
個人的には特に問題になるような事象は発生していませんが、十分ご注意ください。
なお、このサイトによると、ティラナ発クルヤ行きの直行バスは10:00、11:00、13:00、16:00、17:00、18:00の一日6本、所要時間は45分程度、料金は100 Lekです。
クルヤ発ティラナ行きは、着いたのと同じ場所から出発し、出発時間は記載が見つかりませんが、上と全く同じ時間だったと思います。
いずれもたまに変わることがあるようなので、バスの運転手さんに聞いてください。観光客が多いせいか、ここのバスの運転手さんは、時間くらいなら英語が通じました。
この時間のバスを逃した、もしくは、これとは違うスケジュールで動きたいときは、Fushe Kruja(フシェクルヤ)で乗り換えることになります。たしかに途中で通りかかったFushe Krujaにはミニバスが大量に停まっていましたが、クルヤに行くならやっぱり直行バスを利用した方が楽だと思います。
さて、このバスはアルバニアに来て初めての大型バスでしたが、結構混んでいました。最後はプラスチックの椅子を通路に置いて座る人もたくさんいる状態。日曜日だったので、地元の人で遊びに出た人が多かったのかも知れません。
クルヤの見どころ
クルヤの見どころは先に挙げたクルヤ市政府の案内が色々詳しいですが、大体の人がまず行くのはクルヤ城とその前のバザールだと思います。
他にもBovillaの洞窟やボスニア・ヘルツェゴヴィナのスターリモストを彷彿とさせる橋があったりして、行ってみたかったのですが、これらの行こうとすると、今度は逆に日帰りではとても無理な距離になるため、諦めて城とバザールに専念することにしました。
バスが町の駐車場のようなところに降ろしてくれるので、そこから城目指して歩きます。
しばらくすると、オスマン朝時代のバザールが見えます。今はほとんどの店が土産物屋か観光客相手の飲食店になっています。
とくに目ぼしいものは何もないのですが、アルバニアの自分へのお土産を何か買いたかったので、テーブルクロスを大量に売っているお店で、店のおばさんのハンドメイドだというレース編みのテーブルクロスを帰りがけに買いました。2,000 Lekという、アルバニアにしてはいい値段ですが、日本で買うことを考えたら遥かに安く、ハンドメイドの温かさがあり、刺繍も綺麗なので、良い買い物だったと思ってます。これは、今も自宅のテーブルの上に敷いてあります。
クルヤ城はこんな感じ↓。この建物自体は明らかに最近建てられたと思われ、中は主にスカンデルベグにまつわるオスマン帝国との抗争の歴史博物館になっています。
昔の城の建物も少し残っています↓。特に(ここに映っていない)物見の塔はかなり良い保存状態で残っており、博物館となった城の新しさにがっかりしても、その庭を見ると往年をしのぶことができます。
前述の通り、クルヤ城の内部はスカンデルベグを中心としたアルバニアの歴史について書かれた資料が充実しており、日本ではアルバニアの歴史書を手に入れることがほぼ不可能であることを考えると、歴史にまつわる資料が読める貴重な機会です。
ここはかなり混んでいました。やっぱり日曜日だったせいと、小雨がパラついていたので、雨宿りを兼ねた人もいたためと思われます。
クルヤ城を満喫した後はティラナに戻ります。
クルヤ城は要塞としての機能を持っていたヨーロッパの城の例に漏れず山頂にありますが、そのせいか、山を登っていく道路はいろは坂のような急カーブの連続です。
なお、このバスは途中空港近くを通り、というか、空港がちょうどティラナとクルヤの中間辺りにあります。
ティラナまでの所要時間は行きと同じく45分程度、日曜日の真昼間なせいか、渋滞もあまりしていません。
ティラナに残る独裁者ホジャの家(非公開)
ティラナには、独裁者ホジャの住んでいた家が残されています。
残されているものの、公開されているわけではなく、門の外から眺めるだけですが、それでも無造作に残されています。特に、観光名所として目立つ案内などが出ているわけではありません。
ティラナの一等地のかなりいい場所にある広い家なのですが、道行く人はあまり関心がないようです。この家、この後どうするつもりなのかなぁと思ったりします。こうして無造作に放置してあるあたりに、アルバニア人のホジャに対する複雑な想いが現れている気がします。
なお、1階右側の窓にKFCらしきマークが映っていますが、これはまごうことなきKFCです。道路を挟んで反対側にKFCがあり、それがそのまま映り込んでいます。これが私がアルバニア旅行中で見た唯一のKFCです。
決して、ホジャの家が現在KFCに改装されているというわけではありません。
ホジャの家の場所はここ↓です。
ティラナ最後の晩餐
正直、アルバニア料理は全体的に美味しいと思えなかったので、さすがに最後の夜だし、首都だから少しはまともなものがあるだろうと、Trip AdvisorやGoogleで調べまくりました。
その結果、アルバニア料理は全てフィルタをかけ、地中海料理と呼ばれているレストランの中で評価の高いところに行くことにしました。
地中海料理というか、要はイタリアンだと思います。
私がアルバニア最後の晩餐に選んだ店はこちら↓
外観はこうです↓。ちょっと奥まったところにあり、地図を見ていても、若干分かりにくいです。
これ以上失敗したくないのと、最後くらい美味しい物を食べたいので、オーダーしたメニューも評価の高いものにしました。
グリーンサラダ(写真右)は何かの種のポリポリ感がよく、ザクロの酸味も効いてます。ポルチーニのクスクスも、濃厚なのに味付けは濃すぎず薄すぎずちょうど良い。
正直なところ、アルバニアに来て、初めて無理せず美味しいと思えるものを食べました。
私は例によって早めに行ったのですぐ入れましたが、時間帯によっては満員になることもあるようです。
かなりお腹いっぱいになったので、スカンデルベグ広場を通って、ホテルまで散歩しながら帰りました。スカンデルベグ広場にあったメリーゴーランドが綺麗です。
最後なので、ホテルのバーでも少しお酒を飲んでこれまでの旅行に思いを馳せ、いつもより遅めに部屋に戻りました。
早いもので、明日はもうティラナを発ちます。
※実際の旅行日は2018/4/15(日)です。記載した内容は、特に断りがない限り、全て旅行日の見聞に基づきます。





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