今日はモスタルを出てサラエボに移動します。
5年ぶりに雪を見る
この日、朝から寒いなーと思っていたんですよね。まぁ、前日も夜に小雪が舞ってましたし。
とはいえ、明後日がもう帰国日なので、今日、サラエボに行かないわけにはいきません。
場所を動けば天気が変わるかと期待し、バスに乗りましたが、期待とは逆の方向に天気は変わっていきました。モスタルよりサラエボの方が北にあるせいかどうか、進めば進むほど寒くなる。。。
と思っていたら、途中、めっちゃ雪降ってました!
当時(2017年4月)はバンコクに住んでいたので、雪を見たのは5年ぶりでした。しかも、4月のバンコクは1年で一番暑い季節で、暑い日は45度まで上がる日もあります(ただし雨はほぼ降らないので湿度はそれほどなく、体感温度も数字ほどは暑くないです)。そんな酷暑のバンコクに比べればどこでも寒いですが、まさか雪が降ると思っていなかったので、そこまでの恰好はしていませんでした。天気予報も1週間先まではネットで調べられるけど、それを超えると載ってないサイトも多いし、精度も落ちるんですよね。
寒さに負けて観光巻いちゃいました
サラエボは、上の写真ほどの雪は降ってはいませんでしたが、寒かったですわー。
あまりの寒さに耐えかねて、サラエボの観光は巻き気味になりました。
まずはバシリャルシァ。
屋根に雪積もってますし、道行く人の恰好は完全に冬用ですね。町で私が一番薄着だったと思います。失敗した~。
この日、もう一つの失敗は、金曜日だったことでした。
サラエボには大きなモスクが2つあり、有名な観光地でもあるのですが、私が行ったときはちょうどお祈りの時間でした。イスラム教は金曜日が集団礼拝の日で、モスクでは金曜の一般観光客の立ち入りを制限しているところも多くあります。サラエボのモスクは、金曜日でも観光客でも入れるようですが、さすがに、こんな状態↓でお祈りを捧げている人たちの間を縫って観光する勇気はなく。
まぁ、サラエボに来たのが金曜日になってしまったのは飛行機の都合上やむを得ないのですが、中を見逃したことは事実です。
この近くにブルサ・ベジスタンという場所があるので、そこにも行ってみます。昔の絹取引所だそうで、居間は歴史博物館になっています。
寒すぎて建物の中に入りたかったという不純な動機から入りました。正直、展示物はそれほど心惹かれるものはなかったのですが、昔のサラエボの町の模型が良く出来ています。2階から撮るとこんな風↓にちょうどいい角度から撮れます。
歴史好きな私が個人的に楽しみにしていたのが、第一次世界大戦のきっかけになったラテン橋。近くに「サラエボの銃声」の記念碑が残されています。
まぁ、この石碑がなければ、特に何もない場所なのですが、歴史が動いた大事件の発生場所に立っているというだけで興奮してしまいます。
サラエボにはセルビア正教の教会も残されていて、特に16世紀に建てられた旧正教会は中に美しいイコノスタスがあります。写真で見るよりずっとこじんまりとした教会です。
そんな感じで、バシチャルシァ周辺を中心に見ていたのですが、途中、何度も雪がパラついたり止んだりします。写真↓で見て頂くと分かりますが、どこのスキーリゾートのふもとの村なんだ?という状態です。
サラエボのイチオシレストランSrebrena Skoljka
さすがにもう限界かなーと思ったところで、早めですが、夕食を食べてホテルに帰ることにしました。
この日の夕食は市場になっている建物の2階にある、Srebrena Skoljkaというレストランです。
私が食べたのはボスニアの家庭料理で、玉ねぎやパプリカ、ズッキーニ、キャベツなどの野菜の中に肉を詰めて煮込んだものです。
この店については、ボスニア・ヘルツェゴヴィナのおススメ料理のところでも紹介しましたが、私がどのメニューにするか決められないでいると、シェフの女性(というか、肝っ玉母さんっぽい人)が来て、メニューにはないけど、各種野菜の肉詰めという特別メニューを用意してくれたものです。(メニューでは1メニューは1種類の野菜の肉詰めに限定されていて、複数種類の野菜のものはない)
「どれもちょっとずつ食べたい」というと、たぶん、同じことをやってくれると思いますので、是非お願いしてみてください。どれも文句なく美味しかったです。
この看板↓が目印です。市場の2階ですが、入り口がちょっと分かりにくいかも。

というわけで、私のサラエボの旅はいろいろ消化不良のままで終わりました。しかも後半、カメラの充電が切れ、写真がほとんどないという状況です。
サラエボには絶対にもう一度くる必要があります。
※実際の旅行日は2017年4月です。記載した内容は、特に断りがない限り、全て旅行日の見聞に基づきます。



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