「Weapon of Choice」のPVが出たのは2001年の話なので、タイトルを読んだ方には、「今更?」と言われてしまいそうです。
経緯を話すと長いことながら、私もこのPVはほぼリアルタイムで知っていました。
が、数時間前にふと思い出したときには、「スーツの冴えないおっさんが、ホテル内でシャキシャキ踊るPV」という記憶しかなく、「クリストファー・ウォーケン」も「Weapon of Choice」も「ファットボーイ・スリム」も出てこず、「なんだったっけ???」と色々検索した結果、やっと正解にたどり着きました。
というわけで、この記事は備忘録兼です。
まずはともあれPVをご覧ください。
一見すると自分でもすぐ踊れるんじゃないかと勘違いしてしまう、味のあるダンスが好きです(踊れません)。
加えて、どことなく哀愁漂う、明らかに冴えないサラリーマンが、ネクタイまできっちり締めたスーツ姿で表情乏しく踊る姿がシュールです。たまに見せる、はにかんだような笑顔が楽しそうで、これもまた哀愁を誘います。
2001年のPV公開時も、クリストファー・ウォーケンがホテルの中をスーツ姿で踊り続けるPVとして話題になりました。グラミー賞のミュージックビデオ部門賞を取っていたと思います。
クリストファー・ウォーケンは、『ディア・ハンター』でアカデミー助演男優賞を受賞するなど、演技派俳優としての評価が高い人ですが、元々は、子役時代からダンスや演技を学び、舞台ミュージカル俳優の出身であるため、ダンスはかなり踊れるというのがハリウッド内の評価のようで、出演した作品では歌・ダンスシーンを見せることもあります。
とはいえ、最近では、大ヒットした「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンとライアン・ゴズリングのように、本人の元々の素質もあるでしょうが、ミュージカル出身でない俳優でも、特訓によりあそこまでのクオリティを出せるようになっていますので、ミュージカル経験の有無の垣根はなくなってくるのかも知れません。
全然関係ありませんが、ライアン・ゴズリングは若い頃より今の方が渋くて顔が細くなってカッコよくなったと思うのは私だけでしょうか?
というわけで、17年前に話題になった、クリストファー・ウォーケンの「Weapon of Choice」でした。
この撮影をしたとき、ウォーケンは57~58歳。今は75歳になり、かなり白髪も目立って来ていますが、映画への出演意欲はまだまだ衰えていないようです。
また「Weapon of Choice」のようなシャキシャキしたダンスを見せてもらいたいものです。
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