【英語独学】シングリッシュが聞き取れない!英語のなまりに慣れるには?

語学・英語

みなさん、英語学習頑張っていますか?

 

日本で手に入る教材を駆使して得られた語学力、これで英語は完璧だ!と思った自信を根底からぶち壊すものが世界にはあります。

 

それがシングリッシュ

 

シングリッシュです(大事なことなので2回言いました)。

 

ネイティブ英語を完璧に聞き取る人、同時通訳のプロでさえ、意外と聞き取れないシングリッシュ。

 

今日は、シンガポール在住歴もある私からシングリッシュを聞き取るコツをお話しします。

 

シングリッシュの特徴

 

まずはこちらの動画をご覧ください。

なまりが強くて聞き取れないかも知れませんが、字幕と絵が出るので、意味の理解には問題ないと思います。

Singlish chat from 98.7FM Animation http://www.lemongraphic.sg

 

いや、ひどいですね。いくらなんでもシングリッシュをバカにしすぎだと思いつつ、初めて見たときは大爆笑しました。鶏とハエの絵が笑っちゃうんですね。

 

もう一本、こちらもご覧ください。

こてこてのシングリッシュで、シングリッシュについて解説してくれます。

 

Learning Singlish (Singaporean English) – Xiaxue's Guide To Life: EP178

 

シングリッシュの特徴は色々ありますが、一般的には以下のような点が挙げられます。

  1. 語尾にやたらと「ラ (lah)」「ロ (loh)」「マ (ma)」「メ (me)」がつく
  2. 「can」をやたら連発する
  3. サバイバル英語の見本のような短縮表現が多い
  4. 時制がすべて現在形になり、二人称・三人称でも一人称の動詞を使う
  5. 単語の最後の音が消える

 

もう少し詳細を見ていきます。

 

語尾にやたらと「ラ (lah)」「ロ (loh)」「マ (ma)」「メ (me)」がつく

 

基本的にシングリッシュは国民の8割を占める中華系が中心となって使う言葉です。

そのため、シングリッシュにも中国語の影響が見られます。

 

この「ラ (lah)」や「マ (ma)」も中国語から来ており、元の由来は、「ラ (lah)」は中国語の「了」(完了や変化を表す)、「マ (ma)」も同じく「吗」(疑問の意味を表す)だと思われます。

 

ただし、シングリッシュの中では、なんとなくリズムとしてついていることもありますので、あまり意味はないと思って頂いても問題ないです。

 

よく聞くのは、「OK, lah (オケラ)」「No, lah (ノーラ)」

シンガポールに滞在したことがある人なら、初日のうちに聞くことになるシングリッシュだと思います。

 

私もシンガポール初日にホーカーで「OK lah, OK lah」と言われて、「ヤバい、単語が分からない。『オケラ』ってなんだろう???」と思ったのが、シングリッシュの初洗礼でした。

 

「マ (ma)」の方は疑問の意味を表します。「You eat lunch ma? (ご飯食べた?)」という感じです。

 

「can」をやたら連発する

 

シンガポールに行くとなにかと「can」を連発される場面に遭遇すると思います。

服を買おうとして「Can I try this? (試着しても良いですか?)」と言おうものなら、10人中10人から「can, can, can」と返ってくるでしょう。

 

シンガポールの信号機に「Once already can lah. (「1回押せば十分です」と言いたいのだと思われる)」と張り紙がしてあったこともあります。

シンガポーリアンも結構せっかちなので、なかなか変わらない信号にイライラして、信号機を何度もカチカチ押している人がいますが、そんな人に対する案内のようです。

文法的な問題もありますが、とにかく「can」がよく使われるのが伝わるかと思います。

 

サバイバル英語の見本のような短縮表現が多い

 

「You go where? (どこ行くの?)」「No need (いらない)」などが典型的な例かと思いますが、知ってる単語を並べてなんとか意思疎通を図ろうとするサバイバル英語の究極形のようになっているのがシングリッシュということもできます。

 

ただし、これらの語順と文法にも中国語からの影響が見られます。

「你去哪儿?(你…あなた、去…行く、哪儿…どこ)」「不用 (不…否定、用…要る)」

シングリッシュは中国語の影響が強い

 

ちなみに私は「Friday, busy, errr?」と聞かれて、ビビりあがったことがあります。最後の「errr?」の言い方がきつかったからなのですが、言いたいことはサバイバル英語で明快でした。

 

時制がすべて現在形になり、二人称・三人称でも一人称の動詞を使う

 

「he does」を「he do」と言う、「I’ll do it tomorrow.」を「I do it tomorrow.」などです。

 

「I do it.」だけだと「やったのかこれからやるのかどっちだ!」と言いたくなりますが、一緒にくっついてくるtomorrowやyesterdayから日時を読み取る必要があります。

 

単語の最後の音が消える

 

これがシングリッシュを聞き取りにくくしている最大の原因だと思うのですが、シングリッシュでは単語の最後の音が消えることがよくあります。

 

例えば、ホーカーなどで飲み物を注文したとき、「Hot or cold?」と聞かれているはずなのですが、「ホッ、コッ?」と聞こえます。

 

2語以上がくっついて音が変形してよく分からなくなることもあります「like that」→「li dda(ライダッ)」などです。

 

シングリッシュ克服法

 

私自身は、2002~2005年にかけてと、2012~2013年にシンガポールに住んでいました。ここに書いている内容は、基本的にはそのときの経験に基づいたものになります。

 

その後もシンガポールには毎年何回か行く機会がありますが、最近行ったときの経験でも、相変わらずこういう話し方をしているので、特に内容が古くなったということはないと思います。

 

シングリッシュに関しては、克服法と名打っておいてなんですが、効果的な方法は、知識に基づいてリスニング回数を重ねることだけだと思います。

 

「知識に基づいて」としてるのは、私が初めてシンガポールに行ったときのように、「シングリッシュではやたらと語尾に「lah」がつく」というのを知らずにいると、私のように新しい単語かと思って困ってしまうためです。

 

幸いにして(?)、シングリッシュの文法の崩し方は日本人には理解しやすいものになっていますし、発音にしても日本人に聞き取りやすい音でのみ構成されるので、独特のイントネーションにさえ慣れてしまえば、ネイティブの英語よりグッと聞き取りやすくなると思います。

 

一番手っ取り早いのは、ホーカーやスーパーのおじちゃん、おばちゃんと世間話をすること。ハイソなレストランだと、人が変わったように美しい英語を話し始めるので、どローカルの店がおススメです。

ホーカーのおじちゃん、おばちゃんはだいたいなまりの強いシングリッシュを話す

 

私自身は、「lah」が付くという予備知識すらない状態でシンガポールにやってきて、2週間程度でほぼヒアリングに苦がなくなり、1か月後には完璧なシングリッシュを話していました。

 

その後、急速に英語が下手になったので(笑)、意識してシングリッシュは話さないようにしなければなりませんでしたが。。。

 

シングリッシュは日本人にとって、分かり易く、(慣れてしまえば)聞き取りやすいが故に、うつりやすく、その結果、発音も文法も崩壊するという問題点がありますので、注意が必要です。

 

シンガポール英語は2種類ある

 

シングリッシュ自体はシンガポールでも賛否両論あり、「グローバルでこんななまりの強い、文法も崩れた英語を話すのは恥ずかしい」という意見もあれば、「シンガポールで独自に進化を遂げた言葉を誇りに思うべきだ」という意見もあります。

 

どちらが正解ということもないと思いますが、一般に高等教育を受けている人ほど、「なまりの強いシングリッシュ」と「グローバルスタンダードなイングリッシュ」の2種類を使い分けられる傾向があります。

 

コテコテの関西弁を話す人が標準語も話す、みたいな感じでしょうか?(ちょっと違うか。。。)

 

私に対しても、「外国人だから」という理由で「グローバルスタンダードなイングリッシュ」を話してくれる人もいれば、「もうシンガポールに慣れたでしょ」という理由で「なまりの強いシングリッシュ」を話す人もいました。

 

 

世界の英語話者人口は17.5億人と言われていますが、うち、米英などのネイティブスピーカーに当たる人はわずか3.8億人にすぎないそうです。

 

シンガポーリアンは本来英語ネイティブのはずなんですが、3.8億人の中にカウントされているんでしょうか?それとも外でしょうか?400万人程度なので、誤差で埋もれてしまっているのかも知れませんが。

 

ネイティブのはずなのに癖の強さゆえにTOEICのリスニング音声では用いられないシングリッシュ。果たしてネイティブ扱いなのか、ノンネイティブ扱いなのか、米英基準で言ったら、絶対ノンネイティブ扱いな気がしますが。

TOEICにシングリッシュが出てきたら、私は満点取れる自信があるんですが、、、笑

 

シングリッシュが聞き取れるようになるには まとめ

 

余談めいた話が多くなりましたが、シングリッシュについては、案ずるより産むが易しと言っておきます。

日本人なら必ず慣れます。

 

慣れた結果、シングリッシュの楽さ加減に浸ってしまって、英語能力が退化してしまうことの方が問題です。

 

同じように適当なシングリッシュを話しているように見えるシンガポーリアン、実は彼らはネイティブ相手になると、人が変わったようにきちんとした英語を話し始めるのです。

 

彼らの擬態した姿に騙されないように、うつりすぎないようになまりを克服していきましょう。

 

コメント

  1. […] 二日前シンガポール、一昨日インドなまり、昨日タイなまりと見てきました、今日はついに真打登場、日本語なまりです。 […]

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