あの人も!実は女性な少年漫画家

昨日は、男性の少女漫画家を見てみましたが、これをやったら、逆もやらなければ!というわけで、今日は女性の少年漫画家です。

 

これは、沢山いらっしゃいますね。

数が多いので、高橋留美子などの女性名で活躍されている方は除き、男性名、もしくは、性別不詳な名前でかかれている方を取り上げたいと思います。

 

荒川弘(あらかわ ひろむ)

 

もはや説明不用だと思います。大ヒットダークファンタジー「鋼の錬金術師」の作者荒川弘です。

 

最近は田中芳樹の未完の大作「アルスラーン戦記」のコミカライズ、「百姓貴族」「銀の匙 Silver Spoon」を連載しています。

 

初めて「鋼の錬金術師」を読んだとき、絵の線が太く、画面にも躍動感があり、重厚な世界観を構築していて、と完全に男性だと思っていました。

 

私の場合、何をきっかけに女性だと知ったのかは忘れましたが、今でもたまに「女性だったの!?」という声が定期的にあがるようですので、やはり、多くの人はまず男性だと思うようです。

 

「鋼の錬金術師」の出産のエピソードなど、「なるほど、これは女性の視点だったか」と、言われてみれば納得できるものもあるのですが、とにかく作品の重厚さが際立って、まず男性だと考えてしまうようです。

 

ダークファンタジー超大作の次に選んだ作品が、農業高校青春グラフィティ「銀の匙 Silver Spool」というギャップも面白く、連載前はイメージの違いを危ぶむ声もあった「アルスラーン戦記」もしっかり違和感のない世界観を繰り広げており、今、一番目の離せない作家のひとりでしょう。

 

さとうふみや

 

大ヒットした「金田一少年」シリーズの作画担当さとうふみやも女性少年漫画家として有名な一人です。

本人も「金田一少年の事件簿」27巻(最初のコミック版)で本人がぶちあげている通り、よく間違えられるようです。

 

私も、この人は男性だと思っていた一人で、初期の絵は標準的なマガジンの絵かと思うのですが、少年誌らしいタイミングで、それっぽい下ネタをぶっこんでくるのが一番の理由だと思います。

 

絵は金田一の後半辺りから別人のように綺麗になっており、人物も初期に比べてだいぶ線が細く、顔は整形後のように目が大きく、顎がシャープになり、色気まで出るようになっています。

 

現在、「金田一37歳の事件簿」を連載中。

「20年後、何してんねん」ってのも気になりますが、地獄の傀儡師好きとしては、高遠遙一がどうなったかが気になります。

 

星野桂(ほしの かつら)

 

「D.Gray-man」で売れっ子になった星野桂も女性漫画家です。

 

初期は、細い線を使いながらもまだ少し粗く、少年漫画的作風を残していたのですが、最新刊の25巻ではかなり線の細い細かい綺麗な絵になっています。それでも、少女漫画という感じではなく、格段に絵が上手くなったという感じです。

 

2016年に25巻が出た後、休載を挟んで、現在、「ジャンプSQ.RISE」で連載しているようです。休載については、公式発表はありませんが、首の調子が悪いという噂もあります。

 

私はコミック派なので、雑誌掲載分は読んでないのですが、とりあえず、7/19発売の「ジャンプSQ.RISE 2018 SUMMER」では載っていたので安心しました。早いところ26巻が出るの待ってます!

 

久保ミツロウ

 

久保ミツロウは、元々、本名の久保美津子で少女漫画を描いていたものの、鳴かず飛ばず、元編集者からの誘いで、現在のペンネームで「少年マガジン」に少年漫画を描くことになり、大ヒットしたという、異色の経歴の漫画家です。

 

代表作は、やはりドラマ化までされた「モテキ」だと思います。

モテない草食系男子に突然到来したモテ期に、焦りながらモテイベントをこなしていく様の内面の葛藤が面白いです。

 

絵はかなり綺麗ですが、やはり少女漫画の作風が強い感じがします。

絵からは女性だと思ったので、作者名みて男性でびっくり、あとで女性と知って納得、と言う感じでした。

「モテキ」もモテない男の目線から描かれていますが、結構女性視点入ってる気がしますが、どうなんでしょうか。

 

田辺イエロウ

 

代表作は単行本35巻まで出た「結界師」です。

 

お手本のような「週刊少年サンデー」らしい絵柄なので、これも女性と聞いてびっくりしました。

妖と闘う結界師一族に生まれた良守の、妖との闘いを通じた成長物語、と、ストーリーもテンプレのような正統派サンデーらしい作品です。

 

時代MIXの兼妖退治物は、当時同じ雑誌に連載されていた「犬夜叉」と被ってそうですが、こちらは現代中心で、かつ、組織立った闘いになったので、棲み分けされたようですね。

ジャンプだったら、どうなっていたか分かりませんが、、、

 

出水(でみず)ぽすか

 

「約束のネバーランド」作画担当 出水ぽすかも女性です。

 

登場人物の線が細く、絵が綺麗ですが、同時にぞっとするような鬼も描けると、画力はすごいと思います。特に、コミックスの表紙は毎巻芸術的。

 

「約束のネバーランド」以外の作品を読んでないので他が分かりませんが、個人的には好きな作風なので今後も活躍して頂きたいです。

 

恵広史(めぐみ こうじ)

 

苗字が女性名っぽい恵広史も女性です。

 

代表作はドラマ化までした「Bloody Monday」でしょうか。3シーズン続いて完結しました。

ちなみに、「Bloody Monday」の原作者 龍門諒(りゅうもん りょう)は、金田一少年の原作者と同じ人の別名です。

 

絵は綺麗な方の少年漫画っぽいと思います。

 

長編は原作付の仕事ばかりのようなので、ご本人の傾向が分かりませんが、「Bloody Monday」や「ACMA:GAME」のような、組織が出てくる陰謀物が多いようです。

 

尼子騒兵衛(あまこ そうべえ)

 

朝日小学生新聞で「落第忍者 乱太郎」を連載している尼子騒兵衛も女性漫画家です。

新聞掲載なので、少年漫画に分類されるのか?という疑問はありますが、作風が少年漫画風ギャグ漫画かなと思います。

 

私はリアルタイムで朝日小学生新聞を読んでいた時期がありましたが、最初の頃の絵柄はかなりひどかった記憶があります。

最近の絵を見ると、ずいぶん洗練されたなぁ、と。

 

ただ、昔からギャグのセンスは面白かったので、新聞の記事そっちのけでこの漫画ばかり楽しみにしていました。そういう人は多かったと思います。

 

中村光(なかむら ひかる)

 

中性的な名前なので、ここに入れるのも微妙ですが、「荒川アンダーザブリッジ」「聖☆おにいさん」の中村光も女性です。

 

人気声優 神谷浩史と結婚していたことが、すっぱ抜かれる形で2016年に報じられたので、ご存知の方も多いかと思います。

 

登場人物の造形とギャグのセンスがぶっ飛んでることを除けば、絵柄はどちらかと言えば線が細く女性的なので、個人的にはこの方はあまり意外ではありませんでした。

 

大島司(おおしま つかさ)

 

デビュー作にして代表作「シュート!」シリーズが熱い大島司も実は女性です。

 

絵柄はちょっと古いものの、完全に少年漫画なので、これはびっくりしました。

この方が女性だという話はあまり出て来ないので、意外と知らない人も多いのではないかと思います。

 

島崎譲(しまざき ゆずる)

 

代表作は「THE STAR」「覇王伝説 驍」でしょうか。

線は太いものの顔の造形は端正という、どっちにもとれる絵柄を描かれる方です。

 

樋口大輔(ひぐち だいすけ)

 

ペンネームは完全に男性名ですが、女性です。

 

代表作は、現在続編を連載中の「ホイッスル!」

「シュート!」もそうですが、どうして、女性の少年漫画家はサッカー漫画を描く傾向があるんでしょうか?

 

線は太いものの、絵は綺麗で、少年漫画らしい画力もあります。

昔から、頭のでかさのアンバランスさ加減が、個人的には気になりますが。。。

 

実は女性な少年漫画家 まとめ

 

こうしてみてみると、逆のパターンに比べて、女性が少年漫画を描くことはよくあるようです。

また、ひと昔前は、男性名で男性のような絵柄で漫画を描く人が多かったのに対し、最近はペンネームも多様化し、絵柄も旧来の少年漫画風の絵から、かなり少女漫画に近いものもあるなど、こちらも多様化しています。

 

単純に少年漫画の方が市場が大きいことに加え、恋愛が大きな比重を占める少女漫画に比べるとストーリーの制約が少なく、また、昔のように、少年漫画・少女漫画の垣根がなくなってきていることが理由として挙げられるのではないでしょうか。

 

私としても、なんにせよ、面白い作品はなんでも読んでいきたいと思います。

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