タイはバンコクの高級レストランGagganという店をご存知でしょうか?
Asia’s Best RestaurantのNo.1に2015年から4年連続選ばれ続けた名店ながら、シェフでオーナーのGaggan Anandが2020年にGagganを閉店するとアナウンスしたことから、今やタイで最も予約の取りにくいレストランの一つであることは間違いありません。
折角タイに来るからには、アジアのNo.1を味わってみたいと思われる方もいらっしゃるでしょう。しかしながら、予約が必須の上、この予約が至難の業です。
今日は予約の取りにくいGagganの予約方法を紹介します。
電話予約は諦めてWeb予約しよう
GagganのWebサイトの予約案内ページには、11時から5時の間(タイ時間)で予約を受け付ける電話番号が案内されています。
が、これがまぁつながりません。
しかも、日本と異なり話し中音が流れないため、電話番号が存在しないんじゃないかと疑いたくなるような反応の無さです。

Gagganウェブサイトより。右下に記載されているのが電話番号だが、ほぼつながらない
私や周りでGagganに行ったことがある人の経験から言うと、この電話はつながらないと思った方が良いです。うっかりつながることがあっても、何かの訂正や確認が入った場合、再度電話がつながるような奇跡はまず起こりません。
諦めてWebから予約し、メールでやりとりするのが確実でしょう。
Web予約は1か月以上前からのみ受け付け
GagganのWebで「Reservation」をクリックすると、人数・日付・時間が選択できます。日付は1か月後以降のみです。

Gagganウェブサイトより。人数、日付、時間を選択してNextを押す
3つ全てを選択の上、「Next」をクリックすると、名前・連絡先等が入れられるようになってます。全項目が必須ですが、予約のやりとりはメールでするのが一番確実ですので、メールアドレスを間違えないようにしましょう。

Gagganウェブサイトより。必要事項を入力の上、Reserveを押すと、予約「申し込み」の完了
そして「Reserve」をクリックすると、予約申し込みの完了です。これで予約が確定したわけではありません。この点、ご注意ください。
遡って注意しなければならないのは、最初の画面で選択できる日付が、全てその時点で空きがある日とは限らないということです。このへんは、後ほど仕組みを説明します。
Web申し込み後、予約完了までに必要なステップ
さて、無事予約申し込みが完了し、数日経って、無事、「予約可能だよ」という返信があったとしても油断してはなりません。
そのメールにはデポジット代わりのクレジットカードの番号を14日以内に返信するよう書かれています。
クレジットカードの番号を返信し、レストラン側から無事番号を受け取りました、予約完了しました、という返信があって、初めて予約完了です。
お疲れ様でした。

無事予約出来た暁には、趣向を凝らしたメニューがあなたを迎えてくれるはず
クレジットカードによるデポジットは、タイの高級レストランではよく使われるやり方です。Gagganの場合は前日18時まで無料でキャンセルできたと思いますが、当日無断キャンセルした場合は、5,000 THB(約18,000円) ×人数分がそのデポジットカードにチャージされます。
キャンセルポリシーについては、私の記憶もあやふやですし、変わっている可能性もありますので、メールの返信にも書かれている最新情報を必ずチェックしてください。
確実を期すなら3か月以上前の予約が必須
Webから予約申し込みが完了し、あとはリプライを待つだけ、となっても、待てど暮らせど返事が来ない、ということがあります。どうなっているのか問い合わせたくとも、相変わらず、電話は全くつながらない、、、
もうダメか、ダメなら他の店を予約するかと思い始めて、場合によっては別の店を予約してしまった段になって、突然、予約可能のメールが飛んでくることがあります。
これはGagganの予約システムの構造上、そういうことがあります。
お店のウェイターに聞いた話では、Gagganには予約専用のチームがあり、毎日世界中から来る500件もの予約、問い合わせに対応しているそうです。
予約申し込みは受けた順に仮予約として予定に入り、クレジットカードの確認が取れた段階で予約確定になります。
例えば、ある日時の予約が既に本予約と仮予約でいっぱいだとした場合に、更に追加で同じ日時の予約申し込みがあった場合は、ウェイトリストに入ります。そして、本予約、または仮予約でキャンセルが出た場合、もしくは、仮予約のクレジットカードの確認が期限内にとれなかった場合、ウェイトリストから仮予約に繰り上がります。
このような仕組みになっているため、諦めた頃になって、誰かがキャンセルしたか、クレジットカードの確認が取れなかったかで、ウェイトリストから繰り上がり、予約可能の連絡が来るのです。

Gagganの料理はインド、フレンチ、日本料理のヒュージョン。他では見たことのないメニューが多い
私は今のパターンで、1カ月を切るくらいのところで行った申し込みに10日経ってから予約可能の返事が来たことがあります。ダメ元で申し込んでいたのですが、完全に諦めた頃に返事が来たので、逆にどうしようかと思いました。
こちらもお店のウェイターさんに聞いた話ですが、11月下旬の時点で2月末まで予約でいっぱいと言っていました。タイの12~2月はハイシーズンにあたるのでいつもより混むことを差し引いても、3か月は見ないと予約が難しそうです。
まして、2020年に閉店することが決まっていますので、そのアナウンスがされてからは更に混んでいるのではないかと思われます。
つい最近に行った私の知り合いは、4か月前に予約したと言っていました。さすがにその際はすんなりと予約できたようです。
なお、ウェイトリスト制の功罪か、予約できなかったときの連絡がありません。これは非常にわかりづらいのでなんとかして欲しいのですが、今のところそういうものだと思うしかありません。
殿様商売と思わないでもないですが、それでも来たい人がたくさんいるので、殿様商売が成り立つ以上、そのルールに従うしかないでしょう。私もそれでも食べたい一人なので従うことにします。
Gagganの2020年より先の予定
Gagganは2020年に閉店し、その後は福岡で別の店をやることを発表しています。
店の詳細などはまだアナウンスされていませんが、元々日本が好きで、毎年日本を訪れ、店の料理にも日本料理からインスパイヤされたメニューを取り入れているGagganのことです。また新たな環境にインスパイヤされた素晴らしい料理を提供してくれるであろうことを期待しましょう。
コメント
[…] Gagganの予約の取り方についてはこちらの記事を参照ください。 […]
[…] Gagganの予約の取り方についてはこちらの記事を参照ください。 […]