今日はモンテネグロを旅行する際のおススメ観光地を紹介します。
アドリア海に面しているため、リゾート地が多く、どうしても海辺の街に目がいきがちですが、実際、交通の面からも見どころの面からも、観光に適しているのはそういった海辺の街になります。
コトル
ボスニア・ヘルツェゴヴィナのモスタル並みに私がごり押ししたいのがコトルです。
実際、コトルも「コトルの自然と文化歴史地域」として世界遺産にも登録されていますが、それがなかったとしても、モンテネグロに行ったら他の何を見逃してもコトルには行くべきです。
見どころは城壁(から見える街並み)を中心にいくつかありますが、石畳の旧市街をのんびり散策するだけでも往年の雰囲気に浸れて楽しく、同じアドリア海のドゥブロヴニクの旧市街とは違って、あそこまで観光客が多くないのでゆったり回れます。
城壁
コトルに行ったら、まず城壁に登って頂上付近まで行きましょう。
そこから見える複雑な海岸線と険しい山に囲まれたコトル湾とコトル旧市街は大変素晴らしい眺めです。入り組んだ入り江は、コトルが天然の要塞として中世世界では戦略的に重要な意味を持っていたであろうことが想像できます。
という具合に想像をかきたてられる場所でもあります。
城壁への入り口は北東と南東の2か所にあり、どちらも町の端近いので分かりにくいです。北東の方がまだわかるかも知れません。
結構登り応えがあり、頂上へは1時間程度かかります。途中、救世聖女教会という小さな教会があります。
聖トリプン大聖堂
コトルはカトリック教会と正教会の境界にあたるそうで、町には両方の教会が建っています。聖トリプン教会はカトリックに属します。
外観の大部分は1160年の創設当時のままですが、内部は1667年と1979年の地震の後に修復されており、比較的新しいものとなっています。
コトルを代表する建物で、コトルの観光パンフレットにもよく使われています。
聖ルカ教会
こちらは正教会の教会です。1195年の創設と聖トリプン教会とそれほど間を空けずに創設されています。かなり古く小さな教会です。
猫
どういうわけかコトルには猫が非常に多いです。
日本人的には海に面していて魚が多いからじゃないかと、魚との関連を連想したくなりますが、その是非はともかく、猫があちこちにいます。
私は入らなかったのですが、コトルにはCats Museumというのもありますので、気になる方は入ってみても良いのではないでしょうか。
猫と人間の関わり、コトルに猫が多い理由などが解説してあるそうです。
オストログ修道院
モンテネグロの首都ポドゴリツァから車で1時間ほど行ったところにある修道院です。断崖絶壁に埋め込まれるように建てられたセルビア正教の修道院で、聖人オストログを称えて17世紀に創設されました。
By Diego Delso, CC BY-SA 3.0, Link
この修道院は、上院と下院に分かれており、特に断崖絶壁に浮かぶ白亜の上院の美しさには目を見張るものがあります。上院の中には聖オストログの遺体を収めた石棺があり、信者による巡礼が絶えません。
モンテネグロ旅行で行くべき場所 まとめ
モンテネグロで行くべき場所2選、いかがでしたでしょうか?
正直、モンテネグロは周辺国に比べると文化的な観光資源には劣るかも知れません。
一方、ここでは触れていませんが、世界遺産にも登録されているドゥルミトル国立公園は、グランドキャニオンに次ぐ世界2位の長さを誇るタラ渓谷を有しており、他にも3つの国立公園があるなど、自然に恵まれた国となっています。
また、私のイチオシのコトルも、街自体はこじんまりとしており、ハイシーズンの夏にはホテル予約が取れないなんてこともありそうです。そんなときは、ブドヴァやヘルツェグ・ノヴィといった周辺のリゾートから足を延ばすという手もあります。
モンテネグロはまだじっくり回ってみたい想いがあるので、遠からず再訪したいと思っています。



コメント
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