モンテネグロ旅行で注意すべきこと

モンテネグロ

旧ユーゴスラビア連邦から独立した国の中で、一番地味なのがモンテネグロなのではないでしょうか。

 

今日は、モンテネグロを旅行する上で知っておいた方が良いことを紹介しておきます。

 

モンテネグロってこんな国

 

上述の通り、モンテネグロは非常に地味な印象を与える国な気がします。

 

ボスニア・ヘルツェゴヴィナも同じように「どこ?」と思う人は多いかも知れませんが、サラエボと言われればピンと来る人も多いでしょう。

 

「モンテネグロと言えばこれ!」というものが思いつく日本人はまずいないのではないでしょうか。

かく言う私も、一度旅行に行った限りでは「これ!」というものは思いつかないのが実態です。

 

現在のモンテネグロに出来た最初の独立国は11世紀のドゥクリャ公国といいます。その後、セルビア王国の大公ステファン・ネマニャにより、セルビアに支配されました。

 

15世紀にはオスマン帝国の侵攻にさらされますが、完全に征服されることはなく、16世紀には神政政治国家モンテネグロ主教領が誕生します。この政体は1852年まで続き、同年、モンテネグロ公国が誕生します。

 

1876年にはオーストリア=ハンガリー帝国がモンテネグロの海岸沿いの制海権を握られるものの、1878年には独立を果たしてモンテネグロ王国になります。

 

第一次世界大戦には、オーストリア=ハンガリー帝国を打ち破ったセルビア軍によってモンテネグロは占領され、第二次世界大戦ではイタリアの傀儡国家モンテネグロ独立国が成立しますが、チトー率いるパルチザンの勝利により、ユーゴスラビア連邦の一つモンテネグロ人民共和国になりました。

 

チトーの死後、ユーゴスラビア連邦崩壊時には、モンテネグロは最後までセルビアにつき、2003年にはセルビア・モンテネグロが成立します。セルビア・モンテネグロは緩やかな国家連合であり、3年の統合期間を経て独立が容認されるという条件がついていました。

 

2006年にEUの挙げた条件を満たし、独立を問う住民投票を経て、選挙による平和的独立を実現しました。

 

ユーゴスラビア紛争を経験しているものの、独立の経緯が平和的手段だったこともあり、旧ユーゴスラビア圏の中では、比較的国情が安定している印象です。

 

日本との関係(日露戦争の終結)

 

2006年のモンテネグロ独立時、日本の国会では、「モンテネグロと日本の戦争状態が続いているかどうか」が取り上げられたという話があります。

 

これは、1904年の日露戦争時に、モンテネグロはロシア側に立って日本に宣戦布告していたというものです。日露戦争は、1905年にアメリカの仲介によって開催されたポーツマス講和会議での条約調印により終結しましたが、この講和会議にモンテネグロが参加していなかったため、外交書類上は戦争状態が続いていることになっていました。

 

日本政府は、2006年のモンテネグロ独立に際し、外務大臣と首相の特使を派遣し、モンテネグロの独立承認と戦争状態の終了を宣言する文書を届けています。

 

これにより、書類上は101年続いた「戦争状態」が終わっています。

 

交通手段はバスが便利

 

ここからは旅行らしい話になります。

 

旧ユーゴ圏の国ではこれ以外書くことがないのですが、モンテネグロの移動はバスが便利です。

 

モンテネグロのバスを調べるにはこのサイトが便利です。

BalkanViator | Bus tickets and timetables | Taxi | Ride-sharing | BalkanViator
BalkanViator is a provider of information on bus timetables, bus tickets, taxi services and ride-sharing

 

電車については、セルビアのベオグラードからバールまで行くバール鉄道だけは乗ってみる価値があります。バールまで行かなくても、ポドゴリツァで降りることも出来ます。

 

バール鉄道については、別の記事で詳しく触れていますので、こちらを参照ください。

バルカン半島有数の景勝路線ですので、時間の許す限り、この路線を移動に使うことをおススメします。

 

モンテネグロの料理は内陸部と沿岸部で全く違う

 

単純に言うと、内陸部=肉、沿岸部=魚という図式が成り立ちます。

 

内陸部は、セルビアやコソボ同様、グリルが美味しく、ラムやポークがメインです。

この辺は、コソボの記事に詳しく書いていますので、省略します。気になる方はコソボの食事についての記事を参照ください。

 

一方、沿岸部は、当然、アドリア海でとれた魚介類がメインになります。

イタリア周辺の国はどこもこうな印象があるのですが、魚介を使ったリゾットやパスタもよく食べられています。

 

ただ、私がコトルで入ったレストランのシーフードパスタは、非常に味の微妙なカニかまが大量に入っていて、正直、イマイチでした。

美食の国イタリアでも、観光客相手の商売しかしていないところに行くと同じ目に会うことがありますので、レストラン選びは慎重に!

 

モンテネグロ旅行で注意すべきこと まとめ

 

モンテネグロ旅行で注意すべき点をまとめてみました。

 

旧ユーゴスラビア圏は、今はどこも治安が良いのですが、なかでもモンテネグロは突出していたように思います。

これは、モンテネグロ人口の43%を占めるモンテネグロ人が、同じく32%を占めるセルビア人と元は起源を同一にすると言われ、かつ、どちらもセルビア正教会を宗教としている点とも無関係ではないように思います。

 

人種と宗教の話はあまり触れないようにしますが、いずれにせよ、落ち着いた国ですので、是非一度行ってみることをおススメします。

 

 

 

コメント

  1. […] モンテネグロ旅行で注意すべきこと旧ユーゴスラビア連邦から独立した国の中で、一番地味なのがモンテネグロなのではないでしょうか。 今日は、モンテネグロを旅行する上で知ってお […]

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