1ヶ月ほど前にタイの各種おススメレストランについて紹介しましたが、今日は、タイのレストランでのあるあるを紹介したいと思います。
調理出来たものからサーブされる
バンコクのレストランで最初に何種類かオーダーすると、前菜とかメインとかそういった食べる順番は一切考えず、とにかく調理出来たものから順にサーブされます。
なので、例えば、最初にデザートも一緒に頼んでしまうと、99%の確率でデザートが最初にサーブされます。
最後にデザートを食べたい人は、ある程度食べ終わってから改めて店員を呼んでデザートを注文しましょう。
まぁ、デザートは日本でも最後に頼むのが主流かと思いますのであまり問題は発生しないかも知れませんが、忘れた頃に前菜が来る、メインの肉の後にサラダが来る、とかは、まれによくありますのでご注意ください。
メインも食べ終わってしまってお腹いっぱいになった後、「どうする?このサラダ」ということは、それなりに良い店でも本当によく起こります。
オーダーが間違われる
これもよく起こります。
タイ人は柔軟なので、リクエストも色々聞いてくれますが、その通りにオーダーが通ることがあまりありません。
タイ人はすぐ会社を辞めることで有名ですが、レストランのスタッフも頻繁に変わります。そんなスタッフが頻繁に変わっているレストランに行くと、よくオーダーを間違えられます。
むしろ家族経営だったりする方がスタッフが変わらないので、オーダーオペレーションが安定しています。
あとは、客の側のカスタマイズ要求が忘れられることもよくあります。特に、3つ同じものをオーダーして1つだけパクチー抜き、みたいなものは相当難易度が高く、全部に入っているか、全部抜いているかのどちらかであることが大半です。
私の経験では、そういうオーダーが通ったことがあるのは、ある程度のお値段のレストランか、スタッフが5年以上変わっていないレストランしかありませんでした。
自衛手段としては、一度頼んだオーダーは変えない(AをキャンセルしてやっぱりBをオーダー、みたいな注文の仕方は、間違えられる可能性が跳ね上がる)、オーダーの最後にこちらがオーダー内容を復唱する、必須ではないカスタマイズ要求はせず、食べる際になんとかする、が挙げられます。
ただし、好き嫌いではなく、アレルギーで洒落にならない場合は、こういった店は避け、アレルギーに対する知識と理解があり、対応可能な店に行くことをおススメします。
オーダーを間違えるタイ人にも基本的には悪気はなく、アレルギーだと言えばむしろ積極的に協力してくれますが、いかんせん、一般的には飲食店といえど、まだまだこういったことに対する理解が遅れているのが実情なので、何かあったときに悪気はなかったでは済まないような重度のアレルギー持ちの人には、「君子危うきに近寄らず」の精神でいた方が良いと思います。
精算を間違える
これも良くあります。
これは、ぼったくりの店がわざとやっているときもありますが、そんな意図はない普通の店でもよく起こります。そういった場合、悪気はなく、本当にただの間違いです。
レストランの精算については、地元のタイ人でも精算前にレシートを確認して、自分がオーダーしたものとレシートの内容が一致しているかを確認するのが普通です。理由はひとえによく間違えられるからです。
タイのレストランの精算は、客の確認によっても成り立っているのだということを理解し、郷に入っては郷に従うことにしましょう。
なお、ぼったくり店に入ったときは違う問題ですので、それは違う対応が必要です。
おつりの計算は強い
例えば日本なら、940円を払う際、小銭が増えるのが嫌なので、1040円出して100円をおつりでもらうというのはよくあることではないでしょうか。
一方、欧米に行ったことのある方は、同じような場面で、9.40 USDを払う際、10.40 USD (10ドル札一枚と40セント)を出して1ドルをおつりでもらおうとすると、怪訝な顔をした店員が、まず40セントを返してきて、さらにキャッシャーから60セントを出してよこして、結果小銭だらけという目にあったことがある人もいるのではないでしょうか。
これは算数の教育の仕方の問題なので、どちらが優れているというつもりはありませんが、少なくとも欧米式では手元の小銭が増えるのは間違いがありません。
タイ人はこの計算は非常に強く、日本式の計算で普通におつりが返ってきます。日本人的にはこちらの方が馴染みがあってありがたいです。
アメリカでは「アジア人は数学に強い」という説が一般に言われているそうですが、実際に数学に強いかどうかはともかく、算数の教育の仕方として、加算に重きを置く欧米とは違い、アジアでは加減乗除が均等に出来るように力を入れているのは確かなようです。
タイのレストランあるある まとめ
タイのレストランで私がこれまでに遭遇した、ちょっとした注意事項をまとめてみました。
基本的にタイ人は柔軟に対応してくれるので、問題が起こったときは、落ち着いて説明すれば多少の時間はかかっても解決してくれることがほとんどです。
が、英語が通じにくいところもあるので、英語だけでなんとかしようと難しいときもあるかも知れません。
なお、最近はバンコクでも日本人経営のレストランが増えていますが、日本人がオーナーやチーフスタッフだと、やはり日本人好みのサービスになります。
また、ミシュランやグルメガイドで高評価で取り上げられるような店では、提供する料理の順番も重要なので、やはりここで書いたようなことは起こりません。
ここで紹介している内容は、あくまでタイ人がオーナーの大衆的なレストランでよく発生する事象として捉えてください。
いずれにせよ、タイでは、こういったちょっとしたトラブルなら楽しんでしまうくらい、タイ人のようにおおらかな気持ちで構えておくのが、自分にとっても店員にとってもハッピーなのではないかと思います。
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