結末が気になるけど生きてる間に完結する気がしない漫画15選

マンガ

先日、実家の母から電話がありました。

内容は「取ってあった漫画、捨てて良いか?」というもの。

絶版などで今となっては手に入らない漫画もある気がしますが、気に入った漫画はKindleで買い直してますし、場所を取るので仕方ないです。中学・高校とコツコツ貯めた漫画たちに別れを告げました。

 

ふと振り返ると、中学・高校で夢中になって読んでいた漫画の中には、結構今となっても完結していない漫画がたくさんあります。読んでたときは主人公より年下だったはずなのに、今となっては、主人公のお母さんより年上になってしまってショック、、、

 

今日はその中で、自分が生きてる間に結末を見れない気がする漫画をリストアップしました。

なお、作者逝去により未完が確定しているものは、状況が今後変化することはないのでリストからは外しました。

 

ベルセルク(三浦健太郎)

身の丈を超える巨大な剣を背負った青年ガッツは、ひとり、ゴッド・ハンドを探す旅を続ける。その心を占めるのは、友との思い出か、愛する者への想いか、全てを奪ったゴッド・ハンドへの復讐か。

 

日本が誇る、完結しないかも知れない漫画の筆頭に挙げられる「ベルセルク」はやっぱり外せないでしょう。作者自身も未完に対する危惧を自ら語るほどの作品。もはや説明不要かと思います。

 

この作品を初めて読んだとき、細かく書き込まれた重厚な画面が醸し出す、おどろおどろしい世界観にあっという間に引きずり込まれ、夢中になって読んだことを覚えています。なぜガッツがゴッド・ハンドへの復讐に囚われているのかを描いた「黄金時代(3-14巻)」は特に名作だと思います。

 

最後が気になるのでファンとしてはやっぱり完結して欲しいのですが、作者の三浦健太郎は元々遅筆で有名な上に、頻繁に長期休載するので、完結はやはり危ぶまれます。作者は休載中も過労で倒れるほどずっと描き続けているそうで、手が抜けない性格なんだと推察します。

確かに、画面の中のモブキャラも、一人一人顔が全然違うのはもちろん、服装や装飾品までが全部細かく違うデザインになっているのを見たときは驚愕しました。

 

このクオリティあっての作品なので、手を抜くという考えはないでしょうが、是非とも健康状態に気を付けて完結して頂きたいと思っています。

 

HUNTER x HUNTER (冨樫義博)

父と同じハンターになるため、そして父に会うため、ゴンの旅が始まった。同じようにハンターになるため試験を受ける、レオリオ・クラピカ・キルアと共に、次々と難関を突破していくが…!?

 

これも説明不要かと思います。

 

とにかく休載が多く、本作の連載再開がニュースになるような作品。ファンの間では、メジャーなゲームタイトルの発売スケジュールと作者の休載スケジュールがリンクしていることでも話題になり、連載再開すると「富樫も働いでるんだから」というよく分からない連帯感でファンを働く気にさせてしまう(?)、稀有なカリスマ性を持つ作品。

 

私は個人的には、富樫義博の中では「レベルE」が一番好きなのですが、あのときにも見られたような、気持ち悪い虫や生き物をシュールに描き切る画力画面構成ストーリーの緩急のつけ方など、この作者は本当はすごく才能ある人なんだなと思います。あのクオリティの作品がもっと読みたい!

 

ただ、やる気がないときの画面の雑さ加減もひどいので、とにかく機嫌良く仕事できる範囲でクオリティを保ってさっさと完結して欲しい、というのが正直な思いです。

 

バガボンド (井上雄彦)

「強い」とはどういうことか……。
六十余戦無敗だった男「宮本武蔵」を、井上雄彦が圧倒的画力で描く超話題作!

 

2014年7月に37巻が刊行されて以来、掲載雑誌でも井上雄彦のTwitterでも音沙汰のない「バガボンド」

 

作者自身が最近は漫画を描いてないような気がしますが、何をされているんでしょうか。スラムダンク奨学金で留学したバスケ選手との対談や、直近でもスラムダンクの新装版コミックが刊行されていたようですが、連載再開や新作の話は一向に聞きません

 

バガボンドが過去(佐々木小次郎編)に休載したときは、井上雄彦は登場人物に思いを込め過ぎて精神的に参ってしまったことを挙げていました。

 

今がどういう背景で休載しているのかは不明ですが、人間のリアルを描くだけの画力と、それを100%紙面に落とせる圧倒的な構成力があるので、こちらも是非とも完結して欲しいですね。このまま代表作はスラムダンクだけ、というのは、才能に比してもったいない気がします。

 

ファイブスター物語 (永野護)

4つの恒星で構成されている「ジョーカー太陽星団」。科学文明がその頂点を極め緩やかに衰退を始めている世界で、光の神・天照(アマテラス)とその妻である人工生命体ファティマ・ラキシス、そしてファティマと共に最強の戦闘兵器(旧設定ではモーターヘッド(MH)、新設定ではゴティックメード(GTM)を駆る戦闘人間ヘッドライナー(騎士)たちの、数千年に及ぶ光と影の歴史が描かれていく。

 

当時仲の良かった友達が大好きだったので、大昔の映画も見に行ったことあります。年表や戦闘兵器の設定が最初から細かく公開されている、壮大で独特の世界観に私も一時期はどっぷりはまっていました。近未来的でありながら、地面での人の動きは西部劇のような印象を受けたのを覚えています。

 

作者の永野護は漫画家よりアニメのメカニックデザイナーが本業というのか、そちらの方がプライオリティが高いのか、そちらの仕事が忙しくなると、漫画の方は休載するということが続いていた上に、この方もかなり細かく描き込む(主にメカ)ために遅筆と聞いています。

 

加えて、公開済みのものでも気に入らなくなると設定を変えるため、ファイブスター物語は、メカの設定から最初に公開したストーリー年表まで、大幅に変更したという話です。

 

連載開始から32年を経て14巻という刊行ペースに加え、作者自らが大きく設定変更したという点を考えると、個人的にはこの作品はもう完結しないかなぁと思っています。

 

D. Gray-man (星野桂)

AKUMAとは『機械』と『魂』と『悲劇』を材料に造(う)まれる悲しき悪性兵器。そのAKUMAを製造し世界の終焉を目論む「千年伯爵」に対抗するため、神の十字架を左手に持つエクソシスト・アレンの戦いが始まる!!

 

これは非常に続きが気になるところで止まってるので、早いところ再開して欲しい作品です。アレンはこの後どうなるのかとか、クロス・マリアンは本当に死んでしまったのかとか、黒の教団は絶対何かまだまだあるし、千年伯爵+ノアの一族との絶望的な戦いの行く末はどうなるのかとか。

 

さすがのジャンプでもここで打ち切りは出来ないだろうというところで止まってるので、なんとか打ち切りを回避して再開して欲しいですね。

 

現在の休載理由は公式には発表されていませんが、作者が首の不調を訴えていたことがあったので、そのせいではないかというのがネット上では出回っている観測のようです。

私も首のヘルニアもちなのでよく分かりますが、首は辛いです!

でも続きも気になるので、無理せず頑張って欲しいです。

 

ガラスの仮面 (美内すずえ)

今は引退した往年の大女優・月影は貧しい家庭で育った少女の北島マヤと出会う。マヤは一見平凡な少女だったが、芝居については、本能的に役を理解し、役に憑かれたかの如く演じるという、底知れぬ才能があった。そんなマヤの素質を月影は見抜き、芸能界のサラブレット姫川亜弓も脅威を感じるようになる。。。

 

ここから少女漫画です。

読んだことがなくとも、誰もが名前を知っているであろう本作は、なんと1976年に連載開始、42年を経て単行本は49巻刊行済みながら、未だ終わりを見ない、未完の大作です。

 

内容は昔の作品らしく、分かりやすい嫌がらせや意地悪をしてくるライバルも出てきます。そんな中、マヤの才能を見抜いてサポートしてくれる、ちょっと影のある月影先生や、あしながおじさん的な位置づけの紫のバラの人、意地悪なんかはもちろんしない気高いライバルの姫川亜弓など、分かりやすい人物配置が魅力的です。

 

安達祐実主演でドラマ化されるなど、ちょいちょい話題になってました。ドラマでは野際陽子の月影のビジュアルが漫画そっくりだった記憶があります。

 

2018年に掲載誌が休刊になった際、作者が公式Twitterで「必ず最終巻まで描き続けます」と表明していました。最後をどう決着をつけるのか、紅天女で始まったので、紅天女で終わりにするしかないでしょうが、見守りたいと思います。

 

王家の紋章 (細川智栄子あんど笑~みん)

エジプトに留学中のキャロルは、ある日、古代エジプト王(ファラオ)メンフィスの墓を暴いた報いとして、メンフィスの姉アイシスの呪術により、古代エジプトにタイムスリップしてしまう。古代エジプトでは、キャロルの21世紀の知識が「尊い予言」と受け入れられ、エジプトを助ける慈悲深い“ナイルの娘”として崇められるようになる。やがて度重なる暗殺から救ったメンフィスと愛し合うが、キャロルの容姿や知識を欲して誘拐を企む者、抹殺を企む者など、諸国の王族までが入り乱れ、2人の間には数々の危機が立ち塞がる……。

 

こちらも1976年に連載が開始されました。現在64巻まで刊行されています。

 

私も子供の頃、夢中になって読みましたが、最近、また読み返したところ、相変わらずやっていることは同じでした。

大雑把に言うと、キャロルが古代と現代を行き来するキャロルが隣国の王に囚われてそれをメンフィスが助けに来る、の繰り返しです。

 

と言ってしまうと味気ないんですが、色々な事件を乗り越えて、キャロルとメンフィスの仲が少しずつ進展していく様にキュンキュンしたのを覚えてます。

 

これはもはや収集つかなくなっているので、決着させるのは結構難しいんじゃないかと思います。

最初のころの作者は、「歴史通りにメンフィスが暗殺されたときに、記憶をなくして現代に戻り、でもどこかでメンフィスのことを覚えている」というような終わり方を考えていたのではないかと勝手に予想しているのですが(キャロルが現代に戻ると古代の記憶がなくなるため)、もはやそれでは誰も納得しないレベルの往復具合ですので、どういう決着になるのか、このまま未完で終わるのか、こちらも見守りたいと思います。

 

悪魔の花嫁 (原作:池田悦子、絵:あしべゆうほ)

ある日、悪魔が花嫁を迎えに来た……。 美奈子が夢の中で出会った悪魔・デイモスは、自分と美奈子が遠い昔、愛しあっていたのだという。恐ろしくなった美奈子は夢でよかったと安心したが、デイモスが会いに行くと言った金曜日の午後1時、自分の周りに不思議なことが起こり始めて……。「暗い金曜日」 善と悪、優しさと残忍さ、人間の心を操る悪魔の微笑!! 超ロングセラーのオカルト巨編!!

 

こちらも1975年連載開始の作品です。ただし、1990年から2007年の17年間休載していたので、実質的な連載年数はそれほど長くはありません。

 

この作品は基本は1話完結なので、進行中の話が途中で途切れるストレスはありません。

一方で、この話のそもそものきっかけである、美奈子は悪魔の花嫁になるのか、デイモスは美奈子とヴィーナスのどちらを選ぶのか、という点に一向に決着がつく気配がありません

 

2007年からは「悪魔の花嫁 最終章」という形で連載をしていましたが、最終章と名打っているわりには先述の決着に触れるような話は全くなく、これまでとトーンの変わらない話が進み、終わらせる気があるのかとファンをヤキモキさせました。絵も大分崩れてきてしまっています。更に、2014年に再度休載し、作画担当あしべゆうほの別の未完作品である「クリスタル☆ドラゴン」完了後に再開する旨の通知がありました。

クリスタル☆ドラゴン」もまだまだ結末が見えそうもない中、毎号10ページ程度の連載で、果たしてどちらも終わるのかなーという感じがします。

 

これまで悪魔を固く拒み続けてきた美奈子がデイモスを受け入れるとは考えられず、美奈子はその気になった時に連れて行くと言っていたプライドの高いデイモスが急に気が変わるとは思えず、と言って、デイモスが哀れな妹ヴィーナスを見捨てられるとも思えず、ヴィーナスが美奈子の美しい肉体とデイモスのことを諦めるとも思えません。

いわば三すくみの状態で、このどこかを突き崩そうとすると、だいぶ前から伏線を張っておいて回収するようにしないと、急に方針を変えたら長年のファンから非難ゴーゴーなのは間違いないでしょう。

 

子供の頃から読んでいた一ファンとしては、中途半端な結末を見るよりは、いっそこのまま未完で終わって、結末は読者の想像の中だけ、というのでも良いような気がしてきました。

物語の結末をつけるのって難しいものですね。

 

パタリロ (魔夜峰央)

バミューダ=トライアングルの真ん中に存在する架空の島国マリネラ王国を舞台に、その国王パタリロが、側近のタマネギ部隊や、イギリスの諜報機関MI6の少佐バンコランやその愛人マライヒ等を巻きこんで起こす騒動を描く。

 

1978年連載開始、現時点で単行本刊行数は99巻に達します。

 

スクリーントーンを一切使わない独特の絵柄と、時代劇や異世界物などなんでもござれの世界観、当時はやっていた少年愛にギャグをミックスさせた作風、と特徴はいくらでも挙げることが出来ます。

99巻にもなると、さすがにマンネリしてきたかなぁという感はありますが、特に初期の作品は、シュールなギャグが光る名作が多いです。

 

パタリロは永遠に10歳のまま奇天烈な国王をやってて欲しいし、バンコランとマライヒにはいつまでも喧嘩しながら仲良くいて欲しいし、3人揃ったら漫才みたいなやりとりをしていて欲しい(バンコラン、マライヒは80巻くらいからあまり出て来なくなってますが)。

 

正直、この作品は完結しなくても良いかなと個人的には思ってます。

 

X (CLAMP)

6年ぶりに東京に帰ってきた司狼神威(しろう かむい)。神威の幼なじみである桃生封真(ものう ふうま)とその妹・小鳥(ことり)。三人が再会したそのとき、運命の扉が開かれる。果たして宿命は、神威たちをどこへ導くのか。地球最後の戦いが、いま始まろうとしていた……。

 

2002年に休載以降、一向に再開する気配のないX。これもどうなるか気になる漫画の一つです。

 

今手元にないので正確には確認できないのですが、確か刊行済み18巻の最後では、今まで味方だった夢見「丁(ひのと)」が二重人格者であるかのような描写があり、主人公たちを陥れようとしているような場面で終わっていたと思います。

 

休載理由については、2004年に漫画情報誌『ぱふ』のインタビューで、「阪神淡路大震災や神戸連続児童殺傷事件等の猟奇的事件が起こったことで、CLAMPが予定していたエンディングを掲載することは難しいと出版社が判断したから」となっています。

 

このコメントを見る限りでは、かなり猟奇的かつ悲惨なラストを用意していたのではないかと想像してしまいます。

 

CLAMPは自作品間のクロスオーバーをよく取り入れていて、この作品「X」は、実質的に「東京BABYLON」の後続作品にもなっています。

東京BABYLON」も救いのない最後でしたが、そこから繰り越された皇昴流と桜塚星史郎の関係は、一応「X」の中で決着を見たものの、その後がやはりモヤモヤする展開になっています。

 

私の中では2作分の決着のモヤモヤが溜まっているので、是非早く連載再会して完結して欲しい作品です。

 

NANA (矢沢あい)

幸せの名をもつ少女が自らの意志で、運命を、切り拓く…。小松奈々と大崎ナナ…同じ名前を持つ2人の少女が繰り広げる、感動の恋のストーリー! 2人の「ナナ」、それぞれの幸せはどこにある…?

 

中島美嘉・宮崎あおい主演で映画化もされたのでご存知の方は多いと思います。

 

実は私は映画は見てないので、映画版でどこまで描かれたのか知らないのですが、漫画版で気になるのは、蓮と皐は誰の子なの?という点と、ナナはどこに行ったのか?という点です。

 

この辺の伏線を回収して欲しいのですが、2009年より作者の病気療養を理由に休載されていて、続きは再開されていません。

断片的に再開している仕事もあるようなので、NANAの再開も待ちたいと思います。詰め込めば、あと1~2巻で終わるんじゃないかなぁと思うので、これは私が生きてる間に完結することを期待したいです。

 

最遊記 (峰倉かずや)

人間と妖怪が共存する平和な世界・桃源郷。しかし突如として、妖怪が人間を襲い始めた。その原因である、大妖怪・牛魔王の蘇生実験を阻止するべく、三蔵は、悟空、悟浄、八戒と共に、天竺国を目指す。彼らの前に立ちはだかる様々な敵、そして襲いかかる過去の記憶…。この世界を狂わせている本当の原因は何なのか…。

 

最遊記シリーズには、無印、「RELOAD」「RELOAD BLAST」があり、無印と「RELOAD」は一応キリがついた形になっています。

 

が、烏哭三蔵法師の話や三蔵の前世の話など、回収されてない伏線が多すぎて、これまでの刊行ペースを考えると、このまま描かれずに終わるんじゃないかなと思っています。

 

主要キャラクターがわりと悲惨な過去を持っている人が多いので、伏線を全部回収して最後は大円団として欲しいですが、このペースで果たして間に合うかどうか心配なところです。

 

クリスタル☆ドラゴン (あしべゆうほ)

緑の原の一族(グリアナン・クラーク)の中で唯一、黒髪で生まれたアリアン・ロッド。魔法使いのもとで修業を積むアリアンは、炎の中で一族を滅ぼした“邪眼のバラー”を目撃。運良く生き残ったアリアンは助け手を求めて旅に出る……。神話と伝説の古代ヨーロッパを舞台に、遠大な構想で描かれた大河ファンタジーロマンの決定版!!

 

8番目に挙げた「悪魔の花嫁」も未完になっているあしべゆうほのダークファンタジー、未完の超大作です。

 

1981年連載開始、途中8年の中断を経て、2014年に再開していますが、毎月10ページ程度の進捗状況のため、完結するかどうかはかなり危ぶまれる状況となっています。

 

作者のあしべゆうほは、1949年生まれでそろそろ70歳に手が届くお歳。毎月10ページ程度しか描けないという具合に、体力も衰えていると思いますが、それ以上に絵の劣化が激しく、壮麗に描かれたケルト神話の世界に引き込まれていた身からすると、悲しくなってしまいます。

 

アリアンロッドは結局一体何者なのか、変容を続けるバラーはどうなってしまうのか等、気になることがたくさんあるのですが、この壮大な物語にとにかく決着をつけて欲しい!の一言に尽きます。

 

源氏 (高河ゆん)

恋人・桜一筋の江端克己。突然失踪した桜を追って彼はパラレルワールド「日本国」へ向かう。そこは、「日本」より科学が発展しているにも関わらず、源平合戦が未だに行われている世界だった。しかも克己は、源氏の総対象・頼朝に瓜二つの容貌をしているという。

 

1980年代後半に同人誌出身漫画家の勢いがすごかった時代がありましたが、高河ゆんはその第一人者でした。筆が速かったこともあり、「アーシアン」「源氏」「ローラカイザー」「B型同盟」「夜嬢帝国」などなどなど、複数の出版社が競って高河ゆんの作品を掲載したがり、どの漫画雑誌を読んでも、高河ゆんの作品が必ず載ってるというような時代でした。

 

残念ながら、当時の作品は半分くらいが未完で終わっている気がします。

ここに挙げた「源氏」は未完作品の中でも個人的に一番気になる作品です。設定も面白かったのですが、刊行済み8巻の最後が、主要キャラクターである武蔵坊弁慶の死亡フラグが立ったんじゃないかと思わせるところで終わってた記憶があります。

 

同時期の代表作である「アーシアン」が完結しているので、こちらもと思うのですが、公式ブログでは「再開する意思と可能性はあるが、時期、掲載誌などは白紙状態である」と言っていたそうです(※現在、ブログはリンク切れになっていて確認できません)

 

最近の高河ゆんの作品動向を見ていると、再開する可能性は低いような気がしますが、昔を思い出して、こちらも完結してくれないかなぁと思ったりします。

 

闇の末裔(松下容子)

冥府にある死者の生前の罪業を裁く機関「十王庁」。その中で閻魔大王自ら指揮をしている閻魔庁の召喚課は、死者に関するトラブルを専門に扱う機関である。そこに所属する職員は「死神」と呼ばれている。召喚課に所属する昼行灯・都筑麻斗は、新パートナーである黒崎密と九州地区を担当、都筑を付け狙う外科医・邑輝一貴の起こす数々の事件に巻き込まれるうちに、都筑や密の生前のことが明らかになっていく―――――――――。

 

この作品については出版社からの公式発表がほとんどないため、状況がよく分かりません。

 

1996年に連載を開始し、2001年頃までは順調に連載され、コミックも発売されていましたが、2001年に11巻が発売された後、12巻の刊行は2010年、13巻は2017年と、それぞれ相当な間が空いています。

長期休載の理由が公式発表されていないため不明ですが、都筑・密・邑輝の絡み辺りに様々な謎を残した状態でこのペースでは、このままでは完結しないかなぁと思ったりします。

 

あと、13巻を見ましたが、1巻から20年経っているということもあって、絵が激変しています。12巻も絵の変化が著しかったですが、13巻はさらに輪をかけた状態になっています。

私自身は、2001年以前の耽美で華と色気のある絵が好きだったので、画力は上がっているとは言え、個人的には昔の絵の方が良かったなぁと思います。

 

まぁ、この方も昔は単行本の柱でファンの文句を書いたり、ファンに喧嘩売ったりして、かなり迷走していましたので、「文句言うなら読むなよ」ではなく、「文句言われるくらいなら描かない!」を実践しているんだとすると、それはそれですごいなぁと思いますが、20年も経ってさすがに大人になっていることを期待したいです。

 

結末が気になるけど生きてる間に完結する気がしない漫画 まとめ

 

個人的に完結が危ぶまれる漫画を挙げてみたら15作になりました。

 

自分の青春と共にあった作品もたくさんあるので、楽しく、懐かしく振り返りました。

一方で、そんな思い出と思い入れを壊されるくらいなら、このまま未完で終わってくれた方が、自分の中の作品世界が壊されなくて良いんじゃないかと思うものもあります。

作品の名作・駄作の評価を決めるのは、6割は終わり方だと思うのです。

 

いずれにせよ、諸作品の作者の方々には、健康に気を付けて、後世まで名作と言われる結末を迎えて欲しいものです。

 

※2018/12/10 「闇の末裔」追加

 

コメント

  1. […] ら30年以上経ってまだ完結していないということで、もはや、「結末が気になるけど生きてる間に完結する気がしない漫画」に入れた方が良いような気もしますが、「あの人は今」的企 […]

  2. ちゃたになつこ より:

    まとめていただいてありがとうございます。
    ファイブスター物語の作者の方などは、ご自身を機械化してまで書き続けそうな気がいたします。

    個人的には王家の紋章の「やってることは同じ」で紅茶吹きました。

    昔四コマ漫画でこんなの書いたらどうだろう、と友達と話していたんですよ。
    「老人ホームで暮らす私のところへ他のホームで暮らす友達から年賀状が。”王家の紋章の164巻でキャロルがイズミル王子にさらわれた!たいへん!”」

    …とこの段階で作者(あんどふーみん)はいったい何歳なのか…

    ともあれ、このあたりの世代の漫画家さんはすごい人が多くて、全部発掘できないのがつらいですよね。
    私は、少しあとの滝沢美之や竹坂かほりや重富(よめない)子さんもkindle化してほしいのですが…

    ほかのまとめも楽しみにしております。

    長文コメントすみませんでした。

    • shiroyagi19 より:

      ちゃたになつこさん、コメントありがとうございます!
      返信が遅くなってすみません。

      「王家の紋章」164巻になっても、まだキャロルがイズミル王子にさらわれてる連絡に吹き出してしまいました!
      作者は超高齢かも知れませんが、ほとんどのページがコピペでいけるのでは、、、笑

      他にも、病人(キャロル)の耳元で「言うなー!!」と大声で怒鳴るメンフィスとか、半世紀近く経った今でも、色々ネタとツッコミどころを提供してくれる素晴らしい漫画です。

      この時代の漫画は未だに印象強いのが多いので、またネタを見つけて書いていきたいと思いますので、是非また遊びに来てください!

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